あらすじ
嵐、密室、そして、名探偵不在──。舞台は孤立した別荘・私雨邸。集まったのは、ミステリー好きの大学生に無職のチャラ男、自殺未遂をした青年などワケありの11人。密室で持ち主の老紳士が殺され、颯爽と名探偵が現れるはすが……いない。「誰が事件を解決するの?」と不安は募るばかりだが、暴かれるのは全員の意外な正体とドロドロの人間関係。バラバラな視点で進む物語が、いつしかパズルがはまるように解決していく快感にページをめくる手が止まらない。一気読み必至の新感覚ミステリーがついに文庫化!
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Posted by ブクログ
推理小説にしては珍しい、多人数視点で物語が進行していくクローズドミステリー。
途中の【X】による、神視点の呟きは面白かった。
「ここまでに十人全員が、一つずつ嘘をついている。」や、「ここまでの視点で犯人の特定が可能である」という所謂読者への挑戦上など、読んでいて楽しかった。
犯人やトリック、動機に関しては良くも悪くも、ずば抜けたものではなく現実的かつ単純なものであった。
逆にそれを推理できなかった自分は、二ノ宮と同じくミステリーファンとしてはまだまだなのだと感じた。