あらすじ
潜伏キリシタンは、250年の禁教を耐え抜き、信仰を守り抜いたと考えられている。
2018年には関連遺跡が世界文化遺産にも登録された。
しかし、キリスト教の受容を研究し、長くフィールドワークを行う著者はこうしたステレオタイプな見方に疑問を投げかける。
彼らは本当にキリスト教を唯一の宗教としていたのだろうか。
長年にわたるフィールドワークで、その受容の歴史と驚きの信仰世界が明かされる。
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Posted by ブクログ
隠れキリシタンについて、色んな議論を引き起こすであろうと思われる内容だが、私的には非常にしっくりする内容。
実際の所、隠れキリシタンだけでなく、現在キリスト教教徒と自認する人たちにあっても、信仰が形骸化、習慣化しているケースは非常に多いと思っている。
若い頃の考え方であれば、ここまでで終わっていたのであろうが、年を重ねた今、自身の考え方の許容範囲が広がってきている。キリスト教自体それぞれの国や地域の風習や価値観を取り入れながら発展・浸透していった事を考えると、隠れキリシタンに見られる様なキリスト教の在り方を簡単に否定してしまう訳にもいかないし、その土地・地域に合った伝道の在り方を考えされられる。