【感想・ネタバレ】山海経の妖怪たち 古代中国の奇獣図鑑のレビュー

あらすじ

古代中国の地理誌『山海経(せんがいきょう)』。
古代の人々が暮らす社会の周縁・世界の辺境に住まう神・獣・人が載る図鑑のような本ですが、荒唐無稽としか言いようのない生態と描写は、二千年近くにわたって読む者を魅了してきました。
日本では、江戸時代の妖怪絵師である、鳥山石燕にも大きな影響を与えています。
著者は中国古代史を専門とし、『山海経』も研究している森和(もりまさし)氏。
晋代の郭璞(かくはく、276~324)による『山海経図讃』の原文・現代語訳、『山海経』の図300点以上、そして著者による解説を収録した、書き下ろしの文庫です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

山海経の怪物たちが海を越えて日本にたどり着き、九尾の狐が日本の妖怪になった等々、古代の文化交流の一コマが見れる。

0
2026年04月12日

Posted by ブクログ

山海経と言えば、古代中国の神話や伝説を保存した貴重な資料という側面があるが、改めて本書を読んでみると、後代の思想がかなり紛れ込んでいる事が分かった。例えば海外四経それぞれの末尾に記されている四方神は五行説の影響を多大に受けているのが見て取れる、他にも神仙説的な記述がなされていたりと、魑魅魍魎等の神話・伝説はその原形から少々乖離している様に思える。

本書では、基本的に右ページで解説がなされ、左ページに図版が掲載されており、体裁としては図鑑の様で、随所にコラムがあったりと、楽しい作りなので臆せず読めた。

0
2026年04月10日

「学術・語学」ランキング