【感想・ネタバレ】ばんざい!ぼくらのフシギ島のレビュー

あらすじ

美しい自然と温かな人々、そしてそれぞれが抱える“秘密”ーー日々の暮らしの中で謎を解きながら、子どもたちが成長する物語

人口わずか2000人の小さな島・夫志木島(ふしぎじま)には、毎年いろいろなところから“留学生”がやってくる。
小学6年生の星野涼(ほしの・りょう)も、その一人。
涼は、遅刻常習犯でサボり魔の“ワル”だ。生活を立て直すために、この島に送り出されたのだった。

新しい小学校は全校生徒がわずか30人ちょっとの超少人数!
学校行事でやりたいことはみんなで決める。
誕生日の子がいれば給食にケーキが出るし、おなかの調子が悪い子は特別におかゆを作ってもらえる!
“今日はめんどうくさいから”と、先生が宿題を出さない日もある!?
都会とは違いすぎる毎日は驚くことばかり。

そんな中、留学生のまわりに小さな謎めいた出来事が起こり始めた。

体験学習、シーカヤックは泣いて拒否するけどカヌーならOKという女子。
毎晩ランドセルを背負ってこっそり部屋を抜け出す男子。
先生にとつぜんしょうゆをぶちまける女子。
そして……。

涼は親友の島の子・才津と、ひとつひとつの謎を解き明かしていく。

謎が解けるたび、“再生”していく子どもたち。
そして涼も、自分自身の「問題」に、真正面から向き合っていく。
誰にも言えずにいた悩みや苦しみに、この島は手を差し伸べてくれるーー。

『今日未明』で今もっとも注目を集める著者が、精一杯生きる子どもたちを温かく描いた「子どものための謎とき物語」です。

【目次】
1・ようこそ! 夫志木島へ
2・体験なんてしたくない
3・消灯時間は夜九時です
4・先生はしょうゆまみれ
5・どこ行った、名探偵
6・悩み事は背中合わせ
7・だから、ここにいる

辻堂 ゆめ(ツジドウユメ):1992年生まれ。神奈川県出身。東京大学法学部卒業。2014年、東京大学法学部の在学中に、神家正成『深山の桜』とともに『夢のトビラは泉の中に』で第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞。翌2015年、同作を『いなくなった私へ』と改題し刊行、小説家デビュー。2021年、『十の輪をくぐる』で第42回吉川英治文学新人賞候補。2022年、『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞受賞、第75回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。

【電子版のご注意事項】
※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。
※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。
※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。
以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

子どもは大人以上に繊細でたくさんのことを感じている
才津くんの名探偵ぶりも面白かったし留学に聞いてる子どもたちの抱えているものも優しく描いている辻堂先生がやっぱり好きだ!!

0
2026年05月13日

Posted by ブクログ

夫志木島(ふしぎじま)という離島に小6の一年間、離島留学することになった星野涼。コンビニもスーパーもファミレスもなく、学校まで3kmほど歩き、全校生徒30人くらいの複式学級に戸惑いながらも島の生活に慣れていく。島には多くの留学生がいる。そして、どうしてそういう態度を取るのか?という謎が発生し、それを6年の島民である才津と涼が解いていくというストーリー。なので、大人にとってはミステリー薄めです。でも、自分が島に留学したような感覚で読めるし、謎の一つ一つは短いので、小学生はやや長いかな?という本だけど、読みやすいと思います。ルビは中学年以上向け。
第一話 ようこそ夫志木島へ
島での生活がわかるようなお話。
第二話 体験なんてしたくない 
歓迎遠足で実施する自然体験アクティビティを決める時、シーカヤックになったら奈々が泣き始めた。なのに、カヌーならいいみたい。なんで?
第三話 消灯時間は夜九時です
涼は寝つきが悪い。だから、出口寮の消灯を過ぎて起き出し、ランドセルを背負ってどこかに行こうとした5年の陽斗に気づいてしまった。あいつ、なんでそんな行動とったんだ?
第四話 先生はしょうゆまみれ
5月の土曜日に行われた郷土料理教室で家族留学制度を利用し母と妹の3人で島に来ている桐山愛莉が担任の松園先生に醤油をかけるという事件が発生した。
第五話 どこ行った、名探偵
これまでの事件を解決に導いた才津がある日ランドセルを置いていなくなった。涼は前日の行動などから、どこに行ったか必死で考える。
第六話 悩み事は背中合わせ
涼が推理した場所に才津はいるのか?そして、この日を選んでそこに行った才津の本当の理由は?才津と涼がお互い隠していること推理し合う。
第七話 だから、ここにいる
夏休みに行われる島の神社祭で、太鼓を叩いて盛り上がる子どもたち。涼も久しぶりにあった父とこの島に留学させた本当の理由を話し合う。

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

島の爽やかさを感じる空気感と、推理要素を少し交えた子どもたちの成長話が互いに良さを引き立てあっててよかった。

0
2026年05月06日

Posted by ブクログ

夫志木(フシギ)島に留学に来た小学生の涼が遭遇する謎。
子どもたちが抱えている悩みを、謎解きの形で解決していく。楽しい島での暮らしの様子も描かれ、それも子どもたちの成長や変化に繋がる。そこが児童書ミステリの醍醐味でもあるのだろう。

0
2026年04月06日

Posted by ブクログ

辻堂ゆめさんの児童向け小説。

問題を抱えている子供を育てている親が読んでも大変参考になる作品だと思います。すぐに読み終わるボリュームで、内容も凄く心温まる作品です。

0
2026年03月01日

Posted by ブクログ

小学六年生の一年間を、離島留学という制度?を利用して島に来た涼という男の子視点で進むお話。

島という土地の自然、田舎でしか味わえないのでは?と思うほどの自由な校風や生活が散りばめられていて、虫が苦手だから嫌だけど、羨ましくなる( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

ミステリは弱めで、事件だッ!みたいな感じではなく、なんであんなこと言ったんだろ〜って思ってたら、親友が解き明かしてた!みたいな感じが主流、かな?
割とそこかしこにヒントもあるので、比較的分かるようになってたばい←

それにしても、実はこの本を手に取った時、何故かめちゃくちゃどす黒い?感じの?話だと思っていた、まじでなんでなんやろ( ´・ω・`)
青春キラキラな感じでしたฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

0
2026年05月28日

Posted by ブクログ

悩みを抱えた小学生達が島民留学生として訪れる。島の生活の中で、不思議な行動を起こす小学生達の行動の裏のホントの気持ちを推理?するからミステリ小説と題されている。
子供達の心情や生い立ち、考え方も魅力的でしたが表紙の絵の青色のイラスト、フシギ島の野菜や食べ物の説明文が細かく登場人物より島の様子についつい見入ってしまいました。

0
2026年05月09日

「児童書」ランキング