あらすじ
オカルト配信者・仲島勇水は、ネットの怪談に潜む邪神「アダバミ様」を発見する。その存在を広めるべくライブ配信を始めるが、そこにはある意図があり――。
オカルト板に潜む怪異を解き明かすモキュメントホラー!
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Posted by ブクログ
読み始めてまず思ったのが、「ノベルゲームみたいだな」ということだった。
普段ゲームをやったり、実況を見ることがあり、真相を追いながら少しずつ謎が明らかになっていく作品が好きなのだが、本作もそんな感覚で楽しめた。
普段読んでいる小説のように登場人物の行動や時間の流れを追うというより、新しい情報が出てくるたびに物語が進んでいく感じがあり、気づけば夢中になって読んでいた。
また、掲示板のやり取りがそのまま続く形式なのも新鮮だった。最初は少し読みにくく感じたものの、慣れてくるとテンポよく読むことができた。過去の出来事を直接見ているのではなく、残された書き込みをたどりながら真相に近づいていく感覚があり、ネット上の記録を一緒に調べているような面白さがあった。初めて読むなら、本よりもカクヨム版の方が読みやすいかもしれない。
モキュメンタリホラーというジャンルもほとんど読んだことがなかったので、現実とフィクションの距離がだんだん近づいてくるような感覚はとても新鮮だった。読み終わった後は、他のネット怪談やモキュメンタリー作品も読んでみたくなった。
あと、「(◉ ‿ ◉)」が妙にかわいくて好きでした。
Posted by ブクログ
怪異は理不尽であり、人智を超えたものであるべきだというのが私の考えである。
また、被害も閉鎖的でなくてはならない。500人規模の霊障、しかもネット配信というひらけた場所で起きたとすると社会問題になるだろう。故に現実的ではない。そのような意味では後半は少し暴走していたように感じる。
前半は漫画の不安の種のようなオムニバスであり面白かった。最も不安の種の良さは日常に潜む理不尽な怪異に遭遇して、何も解決せずに終わるところであるが…