あらすじ
没落令嬢と公爵令息の訳アリ契約婚
青い瞳と金糸の髪を持つ令嬢・リラは、その異質さゆえに家族に虐げられ、屋敷に閉じ込められていた。
唯一の逃げ道は“婚姻”。だが、縁談相手は西洋人形を愛でる”悪趣味”な老人であった。
結婚前夜、名家・西岡公爵家の長男の“ある弱み”を握ったことで、リラは大胆にも提案する。
「私と結婚してください」
その男・西岡安曇は、陽光に肌を焼かれ、血を糧に生きる者だった。
リラは「自由と尊厳」を、安曇は「血の提供」を――
互いの目的のために交わした契約婚が、二人にもたらすものとは――?
強気な没落令嬢×引きこもり公爵令息の訳アリ婚姻譚、開幕!
感情タグBEST3
匿名
利害の一致
没落しかけた名家立花家のリラはかつてこの家の跡取りであった。
ただそもそもこの家の跡取りに収まっていた理由自体が当主が子宝に恵まれずいろんな女性と関係をもった結果異国の血が流れるリラが誕生し他に子がいなかったことで跡取りになったのだ。
しかしその後当主の妻が他の男とのあいだの子だということを伏せて息子を生んだ結果リラはお役御免になる。
この家から脱出するためには結婚しかないが婚約者は特殊な趣味を持った老人で慰み者にされるのが確定だった。
そんなある日リラは立花家の私有地で男性二人がむつみあっているのを目撃してしまう。
そのうちの一人が西岡公爵家子息の安曇であったことから弱みをつかんだと思い結婚を迫りなんとか老人の魔の手から逃れることができた。
しかし西岡家の長男なのに家督を継がなかった安曇にはある秘密があって…。