あらすじ
五歳で失明した本間一夫さん。本の朗読を聞くのが大好きだった彼は、点字と出合い、「盲人に読書の喜びを伝えたい」と決意します。戦争や差別という苦境に負けず、国内最大の点字図書館を創立するまでの激動の人生を追います。
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Posted by ブクログ
これは伝記あるあるだと思うのですが、今回も
裕福な家に生まれた
ということが冒頭から示され、またか、と一瞬閉じかけました。
それでもなんとか読み切りましたが、常に
「裕福だからこんなにも手をかけてもらえて、幼少期の命の危機も乗り越えれたんですね
お金の心配がないから教育もしっかり受けさせてもらえたんですね
何より自分の人生を犠牲?にしてまでも献身的に支えてくれる人々(主に女性)のおかげで、名を残せたんですね」
という感覚が抜けませんでした。
戦時下ではお金に困り寄付に頼るという場面もありましたが、そこまでたどり着けたのは
親ガチャに成功したから、お金の心配をせずにとりあえず前に進もうと思える環境があったからだと複雑な気持ちになりました。
本人の語りではないからかもしれませんが、その辺りへの言及が少ないように私には感じられました。親や環境への感謝が少ないというか、本人の手柄だと強調されすぎというか。
この方の行いが素晴らしいことに変わりはありませんが、結局名を残すのは実家の太い男性か
という何ともいえない読後感を味わいました。