【感想・ネタバレ】ドラゴンクエストI&II 公式ガイドブック【HD-2D版】のレビュー

あらすじ

HD-2Dで受け継がれしロトの物語、世界の闇に立ち向かうすべての勇者へ――
※こちらの商品には、「お得な衣装セット【なりきんベスト:1個、ふしぎなぼうし:1個】」の特典デジタルコードはついておりません。※
※この商品はPCモニター、タブレットなど大きいディスプレイでの閲覧を推奨しています。※
『ドラゴンクエストI』と『ドラゴンクエストII』、ふたつの冒険の手助けとなるアドバイスをはじめ、探索に便利な世界各地のマップ、激闘を勝ち抜くための強敵攻略のほか、モンスター、装備品、アイテム、呪文&特技といった各種データリストも収録し、平和を取りもどす旅を最後までしっかりサポート。
「ドラゴンクエスト」シリーズ生みの親・堀井雄二氏と早坂将昭プロデューサーとのスペシャルインタビューも必見です。

(C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX
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Posted by ブクログ

DQⅠⅡHD2Dリメイク公式ガイドブック。
Ⅲは賛否両論のリメイクでした。そのせいで正直、不安を感じていたⅠⅡリメイクでしたが、大満足のゲームとなりました。追加ストーリーがすこぶる良い。

ロトの勇者と精霊ルビス、そして竜王とラーミア。光属性の物語もいいのだけど、敵方の物語というか設定が良い。Ⅱの真エンドまでプレイした上での感想になりますが、ロトシリーズ完結の物語であると同時に、他ナンバリング特にⅧとの関わりがこちらの情緒を狂わせる。あの演出はずっっっるい。

どちらもハードモードでクリアしたので、戦闘ではボッコボッコにやられました。ただ、いろいろと試行錯誤を繰り返しながらリトライするのは楽しい。ボスだけでなく通常エンカの敵でも同じことを要求されるので、サクサクと進みたいプレイヤーには向いていないかもしれない。まあ、そのためのいつでも難易度選択なので、臨機応変にやればいいと思います。超絶技ぶっ放しと、山彦ギガデインを覚えるまでは、毎回デスエンカの気分でしたね。
しかし、初見でクリアしたボスはⅠだと妖術師だけか。Ⅱは超絶技とベホマラー覚えてからのボスは突破できましたが、それまでがとにかくしんどかった。
Ⅰは妖精の村(両方)とあくまのきしと、マーダーゴイル。
Ⅱはルプガナ北とベリアル(1回目)が鬼門でしたかね。

レベル上げは嫌いなので、極力イベント到達時点の戦力で戦い抜きたいのですが、先にあげたボスはリトライしまくった記憶。中でもルプガナ北の教団勧誘のボスはしんどかった。シザース(ミイラ男)の攻撃2発でローレも沈むんだもの。マヌーサの内に倒しさないと、という目論見で決戦でした。レベル13程度のパーティーでよく勝ったものだ、と自分を褒めたい。
ベリアルはイオナズンがどうにも耐えられないので、アストロンでMP切れを狙うという耐久作戦。これは、その後も活用しました。命の紋章入手までは、これが基本戦法になりました。まさかまさかのMVPスキルはアストロンです。Ⅰはうけながし。1対多の戦いだったり、攻撃も回復もこなさなければならないⅠ勇者にとって、リスクあれどカウンター決めれるのは、とんでもなく有用。行動ローテーション読みとくまでは、うけながし+やいばのよろい戦法は鉄板になりましたね。
うけながしにアストロンと、これまでの自分のDQプレイでは日の目を見なかったものがMVPの活躍を見せるという新発見となりました。

世界を闇の力から救うべく再び現れた勇者の物語であったⅠ。
彼が辿った物語の端々にⅢの勇者の痕跡が現れ、それを刻みこみながら新たな伝説を紡いてゆく。その旅の中で見た勇者の孤独と覚悟。これが真エンドへの伏線として聞いてきます。孤独を抱えて世界を救った勇者の子孫には、ちゃんとパートナーがいるのもいい。とはいうものの、自分はソロでしたけどね。姫とランデブーできるなんて思いもよらない。
いやね、昔からそういうプレイがあるというのは知ってましたよ。ラダトームに帰らなければいい、というのは。それが、リメイクでも採用されているとは思わないじゃいない。素直に家に返しましたよ。ゆうべは楽しみましたけども。
そしたら、専用超絶技があるとかいうのだもの。ずるい。

彼らの旅路の果ての物語のⅡ。
ムーンの復讐譚かと思いきや、子孫それぞれの成長物語でありました。パーティーメンバーが全員勇者というのも珍しいけど、それぞれの精神の成長が描かれたというのも良かった。のんびりサマル兄が、凛々しく雄々しく悪に立ち向かい、復讐という過去を受け入れ再興という未来への昇華を果たしたムーン。ここの光と闇はハーゴンとの対比なのかもしれない。にぎやかしでついてきたサマル妹が見せる感情の激しさも良かった。勇者の子孫だからでなく、自分の意思で世界を救うんだ、という決意を知らず知らずに育んでいたよなぁ。
勇者の子孫という血筋に生まれてしまった少年少女が、外的要因でなく自分自身の決意で悪に立ち向かい世界を救う。これぞ勇者、という物語だったと思います。
その先にあった真エンド。ただいま、おかえり。

今思った。
Ⅲ勇者の母親が帰宅時にいうセリフの意味が、この真エンドを見たことで重みを増します。宿屋代わりにしていた時のテンプレセリフでなくて、どんな意味を込めて母親が話していたのか。
「お帰りなさい、私の可愛い勇者」だったか。何百年という時を経て、時空も超えて帰ってきたんだよ。

天空シリーズもリメイクしているなんて、情報があったような気がします。
期待は膨らむばかりだけど、ⅠⅡリメイクの感動を抱えたままだと、ハードルが上がりすぎるので自重しなければいけない、と思います。楽しみですよ、もちろん。だからこその自重です。その前にⅦですな。

はかぶさの剣、というバグ技を公式に採用してしまったHD2Dリメイク。
こういうのは嬉しい遊びではある(世界樹のhageとか)のだけど、どこまで採用するのかが気になる。都市伝説だったキーファ=オルゴ・デミーラは否定されましたが、あれも否定というよりも考え付かなかったという感じだったので、面白いと思ったらいろいろ遊んでしまいそうな気がする。同じく都市伝説のテリー=エスタークとか。エスタークはDQM3のアレでいいと思うのです。

まあ、全ては堀井雄二氏の頭の中にあるので、出されたものを楽しむだけですね。

しかし、いいリメイクでした。本当に。
戦闘の難易度が、とかいうのは発売近辺の今だから言われているだけで、一年もすれば最高効率の攻略法なんて山ほど出てくるので、そうなれば気にならなくなると思います。向き不向きはあるのは確かですが、もう一度言うけど、難易度選択あるしね。
それも踏まえて、楽しかったです。
本当に満足、大満足。

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2025年11月30日

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