あらすじ
思春期の子どもたちの中には、抑うつや社交不安、不登校、自傷行為、過量服薬、過食・嘔吐、といった多彩な心理的問題や自己破壊的行動を示しながらも、既存の診断にうまく当てはまらない一群が存在します。
共通してみられるのは、「こうあるべき理想の自分=自己」と「こうありたい本当の自分=自我」とのズレに苦しみ、“自分が嫌い”になっている姿です。
本書では、この状態像を仮に《自分が嫌い病》と名付け、その背景にある思春期の心の発達、関連する精神医学的問題、そして児童精神科医が実践する支援方法を紹介します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
p.53
そもそも子ども時代は、経験の蓄積が少ないため、新たに加わった経験が与えるインパクトが大きく、成功や失敗の一つひとつによって、〈自己〉〈自我〉の強弱がその都度激しくゆらぎます。
面白かったです。職業体験を目的とした子ども向けの施設が、子どもたちの夢や憧れを強める方にはほとんど作用しない。夢や憧れの対象は事柄ではなく人であって、それをやっている人とのつながりが大事とのことでした。とても腑に落ちました。自己と自我。ジョハリの窓と少し共通する面もあるのかなと思いました。