あらすじ
「君を狙うすべてを祓うよ、僕の囮姫」――忌み嫌われる私を見初めた金髪碧眼の貴公子は、異形の影を討伐する『影斬り少尉』だった。
皇都の夜を騒がす異形の影を視認し誘き寄せてしまう体質で疎まれてきた真野青葉は、夜会で偶然出会った藤波家次男・千晃からその能力を買われ求婚される――影を釣る囮として。
仮初めの夫婦生活、千晃の軽薄な言葉、夜ごと任務に帯同する日々。でも、時折見せる彼の優しげな視線と一途な態度。千晃の言動のギャップに翻弄されながらも、青葉は忌み嫌われてきた自分の力が求められることで徐々に自信を取り戻していく。そして、欠けたものが満たされていくのは千晃も同じで……。
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Posted by ブクログ
青葉や千晃の基本設定の紹介と、取り敢えず青葉の義姉と千晃の兄の件を解決したという、長編でいうところの第一章みたいな感じの話だった。
今後追いかけねばならないだろう敵も見せて、でも倒せず終わるという。
千晃の妹の夕紀子さんが最初から青葉に友好的なこともあって、一番好きなキャラ。
彼女が出てきてくれるだけで安心できるし嬉しい。
一方で明らかにされないことも多いので、ちょっともやもやすることも。
青葉の力は母親の血筋のものとして、母親は一体どういう存在なのか。
千晃が感情を失ったのは何故なのか。
異形を斬る力の根源は?
逃げてしまった敵の正体は?
二人の恋の行方よりは、そちらの方が気になった。
それまではスパスパ敵を倒していただけに、最後の敵を取り逃したのがなあ……続くということなのだろう。
ただあれだけ盛り上げておいての肩透かし感はどうしても残った。