あらすじ
【電子限定特典として、 描き下ろし漫画(1P)が付きます】
それはとてつもなく強烈な一目惚れだった。
リングにチョーカー、黒い爪、耳には無数のピアス──
売れないバンド666DOPESの破天荒なベーシスト・茜。
彼に惚れて付き合っているギターボーカル・柊生。
自傷を繰り返し、痛いセックスを求めてくる茜に
戸惑いながらも世話を焼く柊生は、茜の心を知りたいと願っていた。
けれど、いつも煙に巻かれるのでつい口を滑らせる。
「心配させたいだけならもうやめてくれよ」
それを聞いて茜は寂しそうに笑った。
「俺のことそういう風に見えてんだな」
好きなほど互いを傷つけてしまう柊生と茜。
タナトスとエロスの間でふたりぼっちの愛をかき鳴らす
セックス、ラブ&ロックンロール!
※本作品は配信中の『666DOPES』NO.1~NO.6を加筆修正し収録したものです。ご購入の際は予めご了承ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ついに単行本が出たので買いました。
インディーズバンドのメンバー同士で、既に付き合っている2人。受けに一目惚れした攻め×掴み所のない自傷癖受け。自傷・トラウマがテーマなので、苦手な人はやめときましょう。
基本的に、攻め視点で描かれている。
攻めの一目惚れをきっかけに2人は付き合い始めるが、受けの自傷癖をきっかけにすれ違い。攻めの一途さに救われたかなと思う。
受けの辛い過去回想がある、ストーリー性・読み応えがあって良い。
リスカなど自傷、OD匂わせがある(受け)。
攻めはそこそこ健全な人。
エロあり。受けが、致してるとき攻めに受けの自傷の跡を触るように言うシーンが序盤にあって、これは読む人選ぶなと感じた。苦手な人はやめときましょう。
話の終わり方は「夜明け」。しかし、世界観の仄暗さは残るので、胸糞に感じる人がいるかも知れない(私はそうでもなかった)。重苦しくはないので読みやすい。話もキリが良いところで終わる。
病み系BL好きな人は読むべきだと思う。