あらすじ
「君たちはこれから地獄の底を歩く…。もう家には帰れないのだ…」昭和初期、16歳のかすみは勤めていた工場をクビになると、実家では母が亡くなり、家族は壮絶な貧困に襲われていたと知る。父はかすみの姉を東京へ働きに出そうと周旋屋につなぐが、かすみは姉ではなく自分が行きたいと申し出る。だが、向かう先は「吉原」なのだった…。周旋屋に「もう家には帰れない」と告げられたかすみだが…? 5年間で500円という契約で買われたかすみの命がけの毎日が始まる…。(52ページ)
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意外と…
人買いに買われ、吉原に売られていった女性の話。
時代が昭和初期というのもポイント。
この手の作品は他にもないわけではない。
今も連載中の「声なきものの唄~瀬戸内の女郎部屋~」なども同じような流れ。
ただ、アチラは少女マンガという事もあってか、全体的に明るく、悲劇の中に生きがいを見出すサクセスストーリーとなっている。
本作は、少なくとも2巻までの段階ではとにかく暗い。だが、それがまたリアルでもある。
欲を言えば、もう少し絵がきれいなら良かったと思う。
最も、いわゆるキレイな絵だと悲惨さも半減されてしまうだろうけど。
よくある安易な作品かと思いきや、意外とシリアスな作品。
それなりの評価をされてもいいと思う。