【感想・ネタバレ】割に合わないことをやりなさい コスパ・タイパ時代の「次の価値」を見つける思考法のレビュー

あらすじ

会議はオンラインで効率化。
要点を整理してメールせよ。
無駄な飲み会に出るな。
そんな効率信仰に縛られてきた私たちは、成果を出しているのに、どこか満たされない。
AIが次々と仕事を奪い、SNSでは数字だけが価値を決める。
このまま「効率の競争」を続けて、本当に人間に未来はあるのでしょうか?

本書が授ける5つの視点
■「効率」という神話を疑え
ーSNSの即時評価が奪った「じっくり向き合う力」を取り戻す。
■感動資本を築け
ー小さな“ひと手間”が信頼とチャンスを無限に広げる。
■失敗と寄り道を資産に変える
ー間違いこそが未来の武器になる。
■逆張り思考で唯一無二の存在になる
ーその他大勢から抜け出すための「一手違い」。
■「ムダな時間」が人生の味わいをつくる
ー雑談、飲み会、手紙……非効率にこそ人間的な豊かさが宿る。

著者より
私はかつて『クビでも年収1億円』で、徹底した効率主義を説きました。
その結果、15万部を超えるヒットとなり、多くの方の人生を後押しできたという自負があります。
ですが、AIの登場が、すべてを変えてしまいました
「効率」や「最短距離」だけを追い求めるやり方は、もはや通用しません。
むしろ一見ムダに思える選択や寄り道の中にこそ、人間にしか生み出せない“次の価値”が眠っている。
だからこそ、私はかつての自分の主張を反転させ、この本を書いたのです。

こんな人にオススメ
■ コスパ・タイパに縛られて息苦しさを感じている人
■40、50代で「もう一度、自分の価値を見つけたい」と願う人
■AI時代に埋もれず、唯一無二の存在になりたい人

読み終えたとき、あなたはきっとこう言うはずです。
「割に合わないことを選んでよかった」と。

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Posted by ブクログ

私が持っていたタイパ・コスパについて疑問に答えてくれた本。20代では見えていなかったこと、もしくは流していたことに気づかされた気がします。
この本を読んで、「AIにはない人の力とは何か」を考えるきっかけになりそうです。
今何かモヤモヤしている人は読んでみるとスッキリするかもしれません。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

著者さんは効率主義で億を稼いだという経歴がある。
その人が効率主義の危うさを訴え、非効率に価値を見出したからこそ、説得力があった。
なぜ私たちは効率化に支配されてしまったのか?
なぜ効率を超えたところに感動が生まれるのか?
論理的に分析されていて、なるほどと思った。

最近は失敗を回避したいから、レストランでも映画でも、レビューを確認してから、選択するのが当たり前になっていたけど、それは「他人の評価を自分の判断基準にしている」と言われれば、確かにその通り。
昔はレビューなんてなかったから、自分が食べたいお店に入り、自分が観たい映画を観ていた。
流行ではなくても、好きなアーティストの音楽を夢中で聴いた。
その頃と比べると、私たち一人ひとりの個性や好みは違うのに、体験していることは似たり寄ったりなのかもしれない。
また割に合わないことをやってもいいかもしれない。

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2025年10月21日

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