あらすじ
一郎くんと美江子さんには、発明家の一風変わったおじいちゃんがいます。おじいちゃん特製のカラクリをのぞく二人の目には、はるか昔の東京のようすが見えてきて……。時代劇やチャンバラなどで見慣れた感のある江戸の世が、ポップな版画を通して、より近しく感じられてきます。カラクリ内の主人公は、船頭の喜助さん。粋な姿で水の都「江戸」を紹介してくれますが、はて、その正体は……? 人情味あふれる江戸あんない。
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Posted by ブクログ
発明好きな吉夫おじいちゅんが不思議なカラクリ機械を作ります。孫の一郎くんと美江子さんがそのカラクリ機械を覗くとそこは江戸時代の江戸の町。粋な船頭の喜助さんと共に佃島や魚河岸、日本橋...と見ていきます。四季折々の江戸の風景と人々の暮らしを情緒溢れる版画絵で生き生きと伝えてくれる絵本です。
江戸の水道や海運の話、巻末にある江戸あんない絵地図や船頭の喜助さんの家系図も「昔から今」を豊かに繋ぎ伝えてくれる。
代々と受け継がれて今がある、家系図のカラクリも粋です。
蛇足ですが...
この絵本は同出版社の月刊誌「たくさんのふしぎ 2010年2月号」に『おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり』として出版されるも、出版社側から「喫煙シーンが頻繁に描かれており、本文にもタバコを礼賛する内容が記載され、WHOタバコ規制枠組み条約に違反する、また日本たばこ産業株式会社の関与が疑われる、とのご指摘をいただきました。..... 弊社としましては、この問題を重く受け止め、本作品の販売を中止させていただくことといたしました。」との広告で販売を中止、回収を行った絵本の改訂版である。
ここで、この件に触れようとは思っておりませんが、『ちびくろサンボ』絶版の時と同様に個人的に違和感を覚えるニュースでありました。
Posted by ブクログ
江戸時代が覗けるカラクリ機械を作った発明好きのおじいちゃんと一緒に、江戸の街並みを知ることができる絵本。
版画の絵が江戸の雰囲気にぴったり。
江戸のゆったりとした時間の流れが楽しめる。
Posted by ブクログ
江戸時代、人々はどんなくらしをしてたのかな? 発明好きのおじいちゃんが作ったのは、江戸時代がのぞけるカラクリ機械。そーっとのぞいてみると…。版画が江戸時代の雰囲気にピッタリ。今と昔がつながっていることが、よーくわかる本。