【感想・ネタバレ】ノノノ幻屋1のレビュー

あらすじ

ある時は街の片隅に、ある時は通学路の路地裏に。
抱えきれない願いを持つ者が引き寄せられるように、突然現れる不思議な雑貨屋「幻屋」。
ここでは、来訪者が望む願いを叶えることができるアイテムを、店主のノノが与えてくれる。
ただし、その代償は――…。
1話完結型、ヒューマンホラーストーリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、何とも、私好みなダークファンタジー。正体不明な可愛い眼鏡っ娘が、様々な欲望や願望を持つ「お客様」に、不思議な商品を授け、アイテムの力と己の心を制御できなくなった「お客様」が迎える最悪の末路に愉悦の表情を浮かべる、そんな話が詰め込まれている、この(1)には。
欲、それは、悪いイメージを持たれがちだが、やはり、人間、欲を持っていなければ、何かに挑戦したりする事も出来ない。あれが欲しい、こうなりたい、そんな思いがあるからこそ、その欲望を実現させ、幸せになる為に、人は努力できる。
けれど、人は弱く、脆く、そして、愚かだからこそ、一つの欲を満たしただけでは、完全な幸せを掴めない。元より、この世の中には、完璧な幸福など存在しないのに、それに気付けず、自分の欲望に歯止めを利かせられず、自滅を迎える。その憐れさも、人間らしさじゃなかろうか。
そんな人の業を、ファンシーな絵柄で、気持ち悪さを抑えつつも、おぞましさは決して、軽んじていない、この『ノノノ幻屋』は、良い作品である、と己の「良い漫画を読みたい」って欲望の奴隷である私が自信を持って断言しよう。
さてさて、(2)では、どんな「お客様」が、この幻屋に足を運び、どんな最悪すぎる結末を晒すか、楽しみだ。個人的には、これらのアイテムを作っている道具職人が登場したら面白そう、とは期待している。

この台詞を引用に選んだのは、作品をビシッと締めているモノだな、と感じたので。
やはり、どんなジャンルの作品にも言えるが、こういう印象に残る決め台詞が用意されていると、ストーリーに良い刺激性を生む。
それにしても、便利すぎる、を通り越して、人の手に余る力を持ったアイテムを人間に与え、破滅する様を間近で見る事に、最大の歓喜を抱く、このノノは、一体、何者なのか。
もしかすると、彼女自身も、アイテムの力に魅入られ、人を捨てた存在なのかもな・・・
「幻はひととき、あなたの選択は永遠。どちらを選ぶ?」(byノノ)

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2026年02月22日

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