【感想・ネタバレ】ファーストコンタクト 窓口基作品集 【電子コミック限定特典付き】のレビュー

あらすじ

美少女・おっさん・人外・ギャル・SF・ファンタジー・現代劇・溢れる着想・膨大な情報量……。
才気煥発、原点濃縮。窓口基、初の作品集!
近未来舞台のサイバネティック・グルメ漫画『サイバネ飯』。SNSでも話題となったSFショート作品群や『冒険には、武器が必要だ!~こだわりルディの鍛冶屋ぐらし~』にも登場するキャラの原案となったファンタジー『斧振りエルフと弓引きドワーフ』。さらには商業で発表した読切作品から初期作品の『変身解除』まで、これまで描かれてきた多様な短編作品から厳選収録した特厚240P!


【電子版特典】
未収録原稿や設定資料を収録した特典、全172P!

1)「サイバネ飯」:未収録3話分+設定資料。
2)「変身解除」:未収録番外編2話分+設定資料。
3)「みらいみらいあるところに」:SFショートやネタ帳など未収録原稿35P。
4)「中途採用バイト怪人」:設定資料&おまけ漫画、7P。
5)「あらゆるゆるショート」:小ネタから日記まで詰め合わせ、24P。
6)「カラーイラストギャラリー」;各作品発表時の表紙/扉イラストを収録。
7)「『サイバネ飯』オリジナルバージョン」:本編収録分のオリジナルバージョン、コマ枠外の注釈盛りだくさんの56P。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり、私、窓口先生の描く漫画、好きだわ。
心からそう思える作品集だった、この『ファーストコンタクト』は。
どこが好きなのか、それを聞かれると、これまた、答えに困ってしまう。
漫画読みにとって、好きな漫画は好きだから好き、で自分の中で、自分だけが納得できてしまう、唯一の答えが出てしまっているので、いざ、他人に説明するとなると、言語化がバグってしまうのだ。
とりあえず、私として、自信を持って言えるのは、みなぎ得一先生や伊藤勢先生の漫画が好きな漫画読みには刺さる、ここだけだ。
絵が引き立てるストーリー、ストーリーが輝かせる絵、ストーリーと絵を際立たせるキャラ、それらの混然一体っぷりが見事なのである、窓口先生も。
系統が作品のジャンルと「好き」で違ってはいるにしろ、ここ最近で読んだ作品集では、この『ファーストコンタクト』と互角に殴り合えるのは、志波由紀先生の『人魚のムニエル』だ。
どっちが上、と言うつもりはなく、個人的には、気分をアゲたい時に読むなら、『ファーストコンタクト』で、小難しい事を考える下準備として読みたいのが『人魚のムニエル』だ。
どの作品も、私の琴線に触れ捲っているが、個人的に、一つの作品として神の漫画で出版して欲しいのは、『変身解除』だ。“正義の味方”と戦い、様々な理由で戦いの場から退いた怪人たちが、女子高校生の姿で、平和で賑やかで楽しい日常に浸る、これは実にグッと来た。
読切としての完成度が高いな、と感じたのは、「展示品」だ。このページ数に話を纏め、起承転結を果たし、なおかつ、ラストで「おおっっ」と思わせるのいは凄い。

この台詞を引用に選んだのは、やはり、矜持を持っている悪の怪人は、カッコいい、と改めて思わせてくれたからだ。
確かに、悪の組織の怪人は、悪い事をする。
だから、その悪事を見過ごせぬ正義の味方と戦い、倒される。
しかし、倒されるにしても、その悪の怪人に、世界征服を本気で目指す気概と、己の信念を曲げぬ覚悟の強さ、そして、悪の道を進む己を恥じず、矜持を抱いているかどうかで、魅力は変わってくるものだ。
ここ最近で、私的に、シビれた悪の組織の幹部は、『爆上戦隊ブンブンジャー』のマッドレックスと、今、絶賛放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のファイヤーキャンドルだ。
これまでも、様々なカッチョいい悪の幹部が登場し、散ってきたが、彼らは、つい最近って事もあって、結構、記憶に残っている。
悪事を推奨する気は毛頭ないにしろ、自分の野望、それに向かって邁進する事自体は恥ずかしくないし、素晴らしい事だ、と思う。
この世に、何だかんだで産まれちまったからには、自分の身の丈に合ったデカい夢を全力で叶える努力をするってのも悪くないんじゃないだろうか。
「その通り、ありふれていてくだらない、それだけ、誰もが求めている。悪とは、くだらない理想を押し付ける腕力、世界を変える力だ」
「だいそれてるねぇ。まあ、悪の自覚がある分、マシか・・・」
「まずは、小さな世界を変える。既に一つ、変えた。無職からアルバイトに」
「はは、たしかに大きな変化だ」(byベロネハザード、新谷)

「バイトやめるわ」
「ほぅ」
「くだらない理想を世界に押し付けよう(やりてぇことやってみるか~)・・・あたしはよぉ、『毎日、遊んで暮らしたい』みたいな意味で、毎日、曲作って暮らしてーんだよ。なんて、高校の頃、1曲バズっただけの奴が言ってんの、笑えるだろ」
「?笑わんが?いまだ、かつて、誰も成しえなかった、世界一ありふれた、くだらない、だいそれた夢、それが世界征服だ。笑われることはあっても、人の夢を笑うことは無い」(by新谷、ベロネハザード)

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

著者のXで投稿されていたサイバネ飯がかなり好きだったので、紙で読めて良かった!あと、エルフとドワーフの話も好き。

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2025年11月16日

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