【感想・ネタバレ】朝がくるたび、また君に「恋」をする。のレビュー

あらすじ

「自分の大切な人はみんな不幸になってしまう」。高校一年生の涼風はそんな想いを抱え、人と深く関わることを避けていたがある日、隣のクラスの五十嵐に告白されてしまう。告白を断ったものの、五十嵐とふれあううちに、徐々に涼風は誰にも打ち明けられなかった本音をぶつけられるようになっていく。涼風が「自分の幸せのために生きたい」と思えるようになった頃、悲劇が二人を待っていた──。自分や愛する人にとって、本当の幸せとはなんなのか。愛しい日々のために、必死で運命に抗う切なすぎるラブストーリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生の時、事故で父親を亡くした涼風。
事故と言われているけれど、本当は自分のひどい言葉が父を死に向かわせたと思い、ずっと自分を責め続けている。
それだけでもかなりしんどいのに、母親の過干渉もまた、彼女を苦しめる。
母親からすれば、夫を亡くした後、娘までも自分から離れてしまうのは耐えられないというところか。
しかし、その限度は、公的機関に相談しないとだめなのでは?レベル。

ところが、最後に事情が分かってみれば、母が涼風を愛していないと思われていたことの真実がわかり、それが余計に悲しみを募らせる。

認知機能の異常ではなく記憶障害くらいで命が失われることはないと思うので、これは実在しない病気だと思うけど、それにしても余りの急展開に、私は母親の立場で非常につらかったよ。
多分作者はもっと若い人たちを読者として想定しているはずだから、この読み方は間違っているとわかっているけどさ。

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2025年09月24日

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