あらすじ
神奈川県内で偽基地局によるスマートフォンの乗っ取り事件が相次いでいた。乗っ取られたのが《ACOB》社の端末のみだったことから、同社の子会社になんらかの関与が疑われた。県警の初の特別捜査員に任命された一条汐莉は、「仮装身分捜査官」として、子会社の《ルミエール》に潜入することになる。だが、身分を偽り、捜査を開始する汐莉に、思わぬ魔手が忍び寄る──。危険な捜査に挑む女性捜査官を描く、書き下ろし。
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Posted by ブクログ
前月の夏希シリーズにも顔を出していた一条汐莉が主人公となる新シリーズです。時間軸としても地続きになっています。
闇バイト対策の仮装身分捜査をちょっと過大解釈して、汐莉は組織内で行われる犯罪に対しての潜入捜査官のような立場になっています。明らかな犯罪組織への潜入ではなく、普通の企業に潜入して犯罪をあぶりだす。ストレートに聞くことは当然できないので、結構難しい。
今後シリーズ展開はどうなるんでしょう。夏希シリーズと汐莉シリーズで並走するんでしょうか。
Posted by ブクログ
仮装身分捜査?何ぞや?と思って読んでいったらなるほど。怪しい企業に身分を偽って潜入。格好良い女性警察官。身分を偽ってるからストレートに欲しい情報を質問出来ないのは難しいだろうなぁ。やはり働く女性は凄く格好良かったです。前のシリーズが読みたい。
Posted by ブクログ
真田夏希シリーズで、不自然に唐突に登場した新たな登場人物、一条汐莉。
織田の特命で、直属の部下であることから、何かあるなぁ、と思っていたら、新シリーズで登場。
2025年1月に実際に全国に通達された「仮装身分捜査実施要領の制定について」の内容を受けて、一警察官である汐莉が身分を装って、企業に入り込み、事件を解決していくシリーズ。
神奈川県警が舞台なので、登場人物はいつも通り。
偽基地局によるスマホ乗っ取り事件の内定のため、偽基地局の関連会社に潜入するが…
親会社からの調査とのことで、会社に潜入するのだが、何となく緊張感がない気がするのは、私だけなのだろうか?
夏希のシリーズ同様、突然事件が解決するのも、デジャヴ。異様なまでに汐莉を讃えるのもデジャヴ。
捜査法法が違うだけで、ほぼ夏希のシリーズ。
新シリーズというより、スピンオフって感じなのかなぁ。
唯一違うのは、アクションシーンがあること。
それだけでも、警察小説って感じはこっちの方がある。