【感想・ネタバレ】後宮の呪術女官のレビュー

あらすじ

呪術師には向いていないはずだったのに――。

皇室で相次ぐ病を呪いのせいとし、凡帝国の皇太后は南方の山岳地帯に住む呪術師を捕らえるよう青年将軍・泰峻に命じる。そうして後宮に連行されたのは呪術師見習いの少女・珂玲。お人よしがすぎて呪術に一度も成功したことがない彼女は、あろうことか処刑免除の代わりに呪いを封じる儀式を課せられる。そこで泰峻が目撃したのは、呪いが巻き起こす怪異と、珂玲の「本当の姿」だった――。
後宮にはびこる呪いの謎を解き明かす、中華後宮呪術ミステリ。

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Posted by ブクログ

 凡帝国の皇室に蔓延る怪異事件を青年将軍・泰峻と呪術師見習い・珂玲が解き明かす後宮×呪術ミステリーで、呪いの謎と二百年に渡り帝国に巣くう『闇の深淵』の正体が気になり一気読みだった。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

呪術を扱う者としてはお人好しすぎる主人公と武神と言われながら読書好きで不可思議なことが好きなミーハーっけのある将軍がバディとなって後宮の騒動を解決。
の筈だったのだが、主人公の中にいる人の存在感とある方との「昔からの因縁」の方が強くて、最終的には過去の因縁への決着に重きを置かれ、主人公たちが空気な展開だった。
最後の最後で見せ場はあったが、それまでは全部中の人が解決していたので、何だかなあという。
しかも、中の人が主人公の体の乗っ取りを企てている上、その件に関しては解決しないまま終わるので、余計に主人公が可哀想になってくる。
その呪いを解く方法もあるようだが、2つある方法のうち残るひとつは明かされないまま。
色々とモヤモヤの残る話だった。

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2025年12月17日

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