あらすじ
海軍将校の父に憧れて海軍士官となったライハは、とある大海賊の頭領ラインハルトを捕まえるため、目撃情報のある漁村に向かう。だが、海岸にはボロ小屋に住む漁師レオしか見当たらない。実は、かなづちのライハは調査の名目で体よく海軍から追い出されていた。手がかりを得るまでは帰れないライハに、レオは家事をすることを条件に家に居候しないかと提案する。予期せずレオとの共同生活が始まるが、素性のしれないレオとの暮らしに、充実感を覚えるようになり…?
【電子特別版】伊達きよ先生の書き下ろしショートストーリー「熊に縁のある人生」を電子版だけに特別収録!
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Posted by ブクログ
とにかくライハが良いです!
海軍将校の父に憧れて海軍士官となったライハ。
あるトラウマの為にかなずちに。
大海賊の頭領ラインハルトを捕らえる為に向かった村でまさに『熊』のような漁師のレオと出会う、その時のやり取りからライハが可愛くて。
村で暮らし、真珠養殖を手伝い、それに加えレオに対しての感情が変化してき、レオもライハに対しての態度が、のお互いのやり取りが面白かったです。
嵐によって真珠ダメになってしまう事が起き、そこでのライハの命懸けの行動には胸が打たれました。
そんなライハに手を貸し、実は大海賊の頭領であるも正体を明かしたレオ。
そしてそこから海軍と海賊との癒着とあくを正そうと危険を覚悟に王都の王の元へと乗り込むライハ、レオと皆の勇気、良かったです。
王の元へと向かう先で現れたライハにトラウマを植え付けた相手の行動はとにかく腹立たしくて仕方なかったけれどレオと二人で打ち破り見事に正義を勝ち取った場面、凄く胸がスカッとしました。
父親との関係もお互いに思い違いをしていて、それも解消されホッとしたのだけれどそこからの父親のライハ溺愛がレオと花火を散らしてるのには笑いが止まらなかった。
『熊』同士の睨み合い、怖いけれど見たいかもと思ってしまいました。
ライハがキスも何もかもがレオが初めて、レオが取った紳士な対応にはライハが好きで大切な気持ちが溢れていて。
忍耐はで(笑)
ライハに女を連れ込んだと疑われたレオ。
実家に帰ってしまい慌て迎えに行く先でのライハからの告白、最高でした。
『真珠』がこの作品の重要で読み終えると『なるほど、そうなのね!』と感動しました。
特典ペーパーではトラウマを克服したライハがどうしても怯えてしまう事にレオが、ライハ幸せだねと。