あらすじ
秀逸な言葉選びや想像を覆すオチ、ハッと気づかされたりクスっと笑えたりする仕掛けやひねりのきいたタイトルで読者を魅了する、暇十朗の140字小説がついに書籍化。
Xの投稿と同様に、読者の考察欲や想像力を掻き立てる作品をラインナップ。
「がさつる」「夫限定ボイス」「最近はちょっと多めに貸す彼女」「小人でもありません」「迫る危険」「過失割合」「職業病の自白」「おもしれーとかつまらないとか」「ワルの小洒落た言い回し研修」「危機はこれから」「話すと長くなります」「そして始まるダンスタイム」など反響が大きかった人気作のほか、5000字程度の掌編を含む書き下ろし90篇以上を加え全141篇を収録。
挿絵と装画はイラストレーター・わたぬきけいが担当。シンプルながらも独創的なイラストで物語の深みへと誘う。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Xにて著者・暇十朗さんの垢に出会い、140字物語を楽しんでいたところ、本が発売されていると知り購入。
わずか140字で恋愛、ミステリ、ホラーとあらゆるジャンルの物語を紡ぐ著者に凄いの一言しかありません。内容は星新一のショート・ショートに近く、そちらを楽しめるのであれば本作は楽しめると思います。
Xで公開されている物語をまとめたものですが、やはり紙の本で読むと一味違った感じ。やはり文学作品は紙の本で読むに限ると思いました。
Posted by ブクログ
こちらの本は、元書店員である暇十朗さんがXで投稿した140字の物語が137篇と、掌編小説が4篇掲載されています。
こちらを読むまで暇十朗さんのことは存じ上げておらずで。
書店でこの装丁に惹かれて手に取り、ペラペラとページをめくったところ、なんとも言えぬ不思議な世界の沼にはまってしまい、そのままレジに向かった次第です。
140字にこれだけの世界を詰め込めるなんて衝撃。
久々に即決で⭐︎5を付けてしまいました。
皆さんも是非この不思議な世界の沼に片足を突っ込んでみてください。
気付いた時には下半身ごと沼に沈んでいると思います。
こちらはこれからもちょくちょく本棚から取り出して再読する本になりそう。
そして、第二弾も是非!
Posted by ブクログ
140字小説の本を読むのは初めてでしたが、一つ一つの話のテンポがよくてすらすら楽しく読めました。超ショートショートという感じ?
思ったよりページ数も多くて大満足です。
夏休みの読書感想文などにはピッタリなのかも。
Posted by ブクログ
Xで投稿されている140字小説を集めたもの。
掌編も4編収録されており、周辺を自由に想像できるという持ち味を生かしながら、畳みかけられる展開の良さが生きており、予想外に面白かった。
本棚に置いておいて、くすりと笑いたいときに読み返したくなる一冊。