【感想・ネタバレ】テクノ専制とコモンへの道 民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITYとは?のレビュー

あらすじ

世界は支配する側とされる側に分かれつつある。その武器はインターネットとAIだ。シリコンバレーはAIによる大失業の恐怖を煽り、ベーシックインカムを救済策と称するが背後に支配拡大の意図が潜む。人は専制的ディストピアを受け入れるしかないのか? しかし、オードリー・タンやE・グレン・ワイルらが提唱する多元技術PLURALITY(プルラリティ)とそこから導き出されるデジタル民主主義は、市民が協働してコモンを築く未来を選ぶための希望かもしれない。人間の労働には今も確かな価値がある。あなたは無価値ではない。テクノロジーによる支配ではなく、健全な懐疑心を保ち、多元性にひらかれた社会への道を示す一冊。

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Posted by ブクログ

より包摂的な民主主義を実現するツールが整いつつある状況をポジティブにとらえることはできた。しかし、民主主義とは、まさに全員が全員について考え塾義する事でしかなし得ない。それを避けてきた、考えたくないと言ってきた人々は果たして参加するだろうか。拡大するにつれ包摂性は失われてしまうのではないか。そういった疑問・不安を感じる。

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2025年09月10日

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