【感想・ネタバレ】「大丈夫」を君に届けたいのレビュー

あらすじ

GENERATIONS・小森隼、30歳の節目に初の著書!

ラジオでの素顔、そのままに――悩むあなたに寄り添う言葉たち。
GENERATIONSのメンバーであり、TOKYOFM「SCHOOL OF LOCK!」でメインパーソナリティとして10代に圧倒的な支持を受ける小森隼。
そんな彼が30歳を迎える2025年、自らの言葉で今を生きる人々に届けたい想いを1冊に込める。

友達との距離感、叶うかどうかわからない夢、家族とのすれ違い、恋のこと、自分自身が嫌いになりそうな夜――。誰もがぶつかる“モヤモヤ”に、同じように悩んできた著者がそっと言葉を添えます。

ラジオでは語りきれなかった本音、ステージとは違う素顔の小森隼が詰まった、写真付きエッセイ。「1人じゃないよ」と伝えてくれる、心の応援本です。

ファンはもちろん、いまちょっと立ち止まっているすべての若者に――。
あなたの“これから”に、やさしく光を灯す1冊。

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Posted by ブクログ

10代へ向けて土日以外の毎日2時間の生放送を続けている「SCHOOL OF LOCK」というラジオ番組があります。
もう20年も実は続いていますが、FMラジオなのと、対象が10代ということで、知らない方も多いと思います。

その番組で現在のまとめ役の立場の方がこの作品の著者、小森隼さんです。

オイラはその小森さんの先先代、遠山大輔さんの時代に40代のおっさんとして、このラジオ番組に出会いました。

「SCHOOL OF LOCK」は「ラジオの中の学校」をうたっています。

だから前述した「まとめ役」のことを「校長」と呼びます。

そしてこのラジオ番組の「リスナー」を「生徒」と呼びます。

故に40代で偶然に電波を拾ったオイラは、最初恥ずかしさをいだきながら聴いていました。

先先代の遠山校長が就任10年を区切りにこの番組を勇退されてからしばらくの間、そのショックの大きさでオイラも卒業したつもりでした。

時はそのタイミングを合わせたように「コロナ禍」と呼ばれる時間を刻み、エンターテイメントの世界も停滞していきました。

仕事も娯楽もどんどんなくなってオイラの友達は、音楽と本とラジオだけになっていきました。

その本も紙なのに、消毒してから読むような、オイラにとっては暗黒の数年間でした。

ラジオはそのような時でも友達のままで、「オールナイトニッポン」等は聴いていました。
しかしながら遠山校長のいない「SCHOOL OF LOCK」だけは、周波数を合わせることが出来ませんでした。

正直「SCHOOL OF LOCK」の裏番組にハマっていきました。

ところがある日、遠山校長の次期校長が数年で退任されるという情報に接しました。

「遠山校長が戻って来るのでは⁈」

淡い期待を持ち「SCHOOL OF LOCK 新校長」と検索をかけました。
検索結果はオイラの待ち望んだ遠山校長ではなく、EXILEグループのパフォーマーだという「小森隼」という名前でした。

遠山校長は吉本興業所属の芸人さんでした。
とても話術にたけていて、遠山校長の話で一人ラジオの前で大笑いしていました。
大好きな校長でした。

それに対して今度の校長はEXILEグループのパフォーマーだという。
ボーカルですらない。

オイラは落胆しました。

このラジオ番組はとても良く、伝統もあるのに、なんでパフォーマー⁈

本気でTOKYO FMに抗議しようとまで考えたこともありました。
何を考えているんだTOKYO FMはと!

ところが、ところが、小森隼校長のSCHOOL OF LOCKを一度だけ聴いてみるか、と思う自分が突如出現しました。

聴こえてきた声は、真剣に10代の生徒と汗をかき・涙を流しながら、慣れない校長という立場に懸命に挑む「小森隼校長」の声でした。

もちろんラジオなので姿形は見えません。

でも小さな頃からラジオが好きで、コールセンターの勤務もあるオイラには、「声のみで相手に伝えることが、いかに大変かを」知っていました。
そして本気で対応しなければ、その声はすぐに相手にバレる怖さも知っていました。

それに当時のオイラは、なにをかくそう40代のおっさんです。
スイモアマイも色々な経験値がありました。

「この小森隼校長のSCHOOL OF LOCKは、聴くべきである」

そこまでオイラの心を一瞬でつかんだ男。

それが、小森隼さんです!

さあ、そんな小森隼校長の作品です!
読みますか? 読みませんか?

オイラは一読をお勧めします。

(ここまでお読みいただいた方に、感謝申し上げます。)

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2025年06月15日

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