あらすじ
「私、世界を救わないといけないから」 そんな妄言を言う彼女に、楠木将臣は告白をした。もちろん、罰ゲームに決まっていた。なのに、その嘘は受け入れられてしまったんだ。 “精神界”の“救世者”と電波な妄想を垂れ流し、周囲から孤立していた美少女、貴家雲雀。そんな彼女と付き合うことになったわけだけど、噂と違って普通に会話できるし、なんなら素直に甘えて来るし……。あれ、普通に可愛くない? 気づいたら本気になっていた将臣だったが、彼女のことを知るたびに、その妄想は「現実」だと分かって――。 「――ねえ、将臣くんは私の“世界”、信じてくれる?」 嘘から始まった想いが本当に変わっていく、ちょっぴり電波な恋物語。
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Posted by ブクログ
電波美少女である貴家雲雀は一つの世界を持っていた。伏線がかなり作りこまれていて、最初は普通のラブコメかなーって感じで読んでいたのですが、どんどんいろいろな世界線が積み重ねられてきて、読んでいてワクワクしていきました。 罰ゲームで告白したはずなのに、彼女に最初から好感度抜群の将臣くんがすごく素敵でしたね。彼女をどんどん好きになっていく彼がかっこよくて、すべてを受け止めれる彼がかっこいいなと思いました。 雲雀をそっと見守って支える彼にどんどん好きになっていく雲雀の過程がすごく丁寧で理想の彼氏象だなと思いました