【感想・ネタバレ】動機づけ面接を始める・続ける・広げるのレビュー

あらすじ

「動機づけ面接」(Motivational Interviewing : MI)は,アディクションの治療から始まり,今日ではかなり知られた言葉になった。現在は一般的な保健指導にも使われるようになり,公認心理師試験の課題の一つにも加わっている。

本書は,2021年2月から開始された雑誌『精神療法』の連載「動機づけ面接(MI)を始める・続ける・広げる」全17回をまとめたものである。まとめるにあたり,内容に合わせ「第1部 MIの概説:教える立場から」「第2部 個人や組織の変化:実際にMIを使う立場から」「第3部 オリジナルな領域へ:MIでキャリアを変えた人など」の3部構成とした。
執筆陣は,MIのトレーナーとして指導する立場にある人,MIを最前線で利用する立場にいる人,徹底的行動主義の立場にいる人であり,自身がMIにつながったきっかけ,学習者として自分にとって役に立ったMIの学び方,トレーナーとして,これからの学習者に勧めたいMIの学び方等を紹介している。

MIのスキルを身につけ,活用の可能性を広げてきた先駆者たちによる,動機づけ面接の発展をまとめた一冊。

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Posted by ブクログ

動機づけ面接において、日本で第一人者となった人たちの、その治療への取り組みにどのようにどう気付けられていったかを個人的な事情も含めて述べられており、日本の動機づけ面接の広がりを歴史的に把握することができる書。最後に原井先生を含めた行動療法の方と斎藤環氏の対談は秀逸。

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2025年06月19日

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