【感想・ネタバレ】アメリカのいちばん長い戦争のレビュー

あらすじ

1975年4月30日。かつて「アメリカ史上最長の戦争」だったヴェトナム戦争が、大きな挫折に終わった日から50年。その一部は新たな「最長の戦争」となったアフガン戦争終結までの日々とも重なる。ケネディ政権時代に始まり、ニクソン/フォード政権期に終わったはずの戦争は、その後も長く遺恨を残していまに至る。ふたつの「いちばん長い戦争」のあいだに起こったことは何か。そこで残されたものは何か。現代アメリカの「分断」の源流をたどる、新たな視角から直視したアメリカの政治文化と社会の現代史。

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Posted by ブクログ

ベトナム戦争の歴史と影響。アフガニスタン介入によりベトナム戦争を越したが、アメリカの海外介入の矛盾は1割しか実際にベトナムにはいかず彼らは多くが貧しい階層のものだった。ベトナムアフガンともに戦争に慣れており、産学でゲリラ戦が有効。アメリカは国内の支持も得られず、手を引きたいと思ってもなかなかできない状況に追い込まれた。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

●ベトナム戦争から今日にいたるまでのアメリカの政治文化を分析した本。
●アメリカの分断はベトナム戦争から始まったと説く。とくにニクソン陣営が展開した政治戦略である「南部戦略」や「ヴェトナム化戦略」といった世論工作により、大統領自らが「分断」に関わった経緯についても詳しく述べている。しかし、現在のアメリカ社会の潮流の原点がベトナム戦争にすべて回帰するものなのかどうかはわからない。ベトナム戦争が大きな要因であろうことは本書を読むことでも察しが付くが、より大きな視野で眺めてみることも欠かしてはいけないと感じた。

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2025年11月17日

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