【感想・ネタバレ】東アジアの紹介型国際結婚――グローバルな家族と越境する親密性のレビュー

あらすじ

東アジアの紹介型国際結婚をテーマに、日本、中国、ベトナム、台湾での調査を通じて、トランスナショナルな構造的条件のもとでの主体形成をめぐる交渉を丹念に描き出した成果。
二国間に留まらない複雑な国際婚姻移動のネットワークを明らかにする。

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Posted by ブクログ

大変興味深いテーマ。
日中の紹介型国際結婚は、そもそも中国残留邦人の移動が発端にあり、そこに2カ国の経済的格差、ジェンダーの非対称性、父系家族などさまざまな要素が絡み合って起こる現象であることが分かった。
こういう形の結婚で外国に行く妻の出身地は中国のある一定地域に集中してるということ、ベトナムや台湾、韓国にまで広がっているというのは大変興味深い。
方正県は今でも町の看板に日本語書かれていたりするのかな。とっても行ってみたい。
今ではこういう日中の紹介型国際結婚ってほぼ壊滅なのかな。疑問は尽きない。

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2022年01月16日

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