あらすじ
「貯蓄から投資へ」の掛け声に乗って投資を始めたばかりの人もいれば、長年投資を続けている自称セミプロ投資家も多いシニア世代。しかし、働いて得られる収入も目減りしていく60代に入れば、これまで同様貯めて増やすことばかり志向するのではなく、蓄えを使うことも考えていかなければならなくなります。貯め方・増やし方を指南する情報はあふれていますが、上手な使い方・取り崩し方はわからないという人が大半ではないでしょうか。そこで、働き盛りを過ぎた60代に向け、これからの運用法、賢い年金の受け取り方や、資産を長生きさせる取り崩し方のベストバランス=「賢いお金の回し方」を、<ライフプランニング>と<投資>の双方に精通する著者が指南します。
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Posted by ブクログ
60歳以降の、退職してからのライフプランについて、目から鱗が落ちること間違いなしの情報が満載となっていました。
特に、年金の繰り上げ支給を選択する方が、逆に有利であるという著者の主張には納得感が高かったですね。
長期的に株式運用の利回りとして7%程度は実績値としてあるので、繰り上げ支給を選択することにより、逆に利用する発想は凄いの一言です。
ここの部分を読むだけでも、この本を購入した元を取れるはずです。
また、夫婦のお金の状況は共有すべきであるという著者の主張には、激しく同意できました。
私的には、夫婦が互いの金融資産の状況を全く知らないで老後に突入するというのはあり得ないことだと思ってましたので、よくぞ書いてくれましたという心境になりました。
本書は、60代の方だけでなく、私のような50代の方にも、今後のライフプランを考える際に必読の本だと感じました。本当にお薦めですよ。