あらすじ
流血の神子と呼ばれ、自身の血で他者を癒す力を持つアスターは、母親を人質に取られ、戦場で力を奮い続けてきた。しかし、その母がすでに亡くなっていることを知ったアスターは、悲しみから神子の権能を失い、さらに王に逆らった罪で孤島の監獄に収監されてしまう。監獄は優秀な人材の宝庫であり、アスターは囚人を統率する仮面の男エルと出会う。エルはアスターに王への反逆と安心して暮らせる国を作ることを約束し、「それまでは俺が君の安心になる」と誓う。だがその最中、看守の凶刃からアスターを庇ったエルが負傷し!?
【電子特別版】佐倉温先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!
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Posted by ブクログ
その能力によって母を人質にとられて、幼少の頃から神子として戦場にいたアスターだが、孤島へと投獄される。
能力により忌み嫌われていた神子として戦場にいたアスターは、人と余り関わることも無かった為か、大人っぽいところもあれば、精神が未熟なところもある。
神子としての立ち場を隠しながらアスターが監獄で、エルをはじめ皆に可愛がられ、幼少期をやり直すように少しづつ成長していく。
『三食昼寝付き』
アスターの居心地の良い場所にしたいという願いから、諦めの言葉を口にしていた囚人達が孤島を乗っ取り、やがて戦争を続ける王に反逆していく。
以前は戦場で忌み嫌われていた能力だったが、その力によって仲間が助かり、感謝され、時には謝られながらも皆笑いながら戦いの場に戻っていく。
アスターの『三食昼寝付き』の為に。
同じ様な戦場なのに、こんなにも違うものなのかと涙が出た。