あらすじ
幼いころに記憶を失った状態で街を彷徨っていたところを神殿に保護されたスティーリア。成長した彼女は、呪いを凍らせる能力から『氷呪の巫女』と呼ばれていた。
ある日、神殿に舞い込んできたのは……ドラウヴン帝国の若き皇帝・ジルヴァラの『蛇しか食べられない』という呪いを解いてほしいという依頼だった。
神殿や育ててくれた師に恩を返したいスティーリアは、冷酷だという評判の皇帝の解呪を引き受けるが――その方法は、ジルヴァラと毎晩身体を重ねるというもの!? しかも、解呪が完了するまで、皇帝の妃として実際に婚姻をする必要が!?
そうして始まった偽りの新婚生活。しかし、仮初の夫となった皇帝陛下は、スティーリアに冷たく接してくる。それでも懸命に彼の呪いを解こうとする彼女の姿に、頑なだったジルヴァラの態度にも次第に変化が――。
だが、スティーリアには彼女自身も知らない大きな秘密があって?
冷徹な皇帝×真っ直ぐで健気な巫女の、契約から始まるドラマチックラブ!
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Posted by ブクログ
杜来リノ先生×炎かりよ先生の最強タッグ⟡.*
私は表紙買いするもじっくり隅々まで眺めるのは読んでる途中にこのシーンの絵では?!って気づいた時や読み終わった後とかなんですけど、あとがきで知って表紙の帯で隠れるところにちゃっかりぷちネタバレ仕込まれててビックリしました( °o°)!!
契約結婚から本当の結婚になる偽装関係ものからしか得られない養分に加え、復讐もの要素も絡んだ切ないお話で後半は、これどうなる?!?!とハラハラでしたが、ハピエンを信じて読んで良かったです(*´艸`*)♡
再会の鍵はあそこにあったんですね。そんなところにも2人の思い出が詰まっててきゅんとします。
最初の険悪ぶりからは想像もつかないほど甘々でスティーリアにベタベタで片時も傍を離れようとしないジルヴァラの変貌っぷりにニヨニヨしちゃいます(❁´ω`❁)
自分が言わなくても態度で伝わると思ってたその傲慢な態度が皇帝らしくもあり、それでも1度失ってしまって猛反省した彼はすごく変わったなぁと微笑ましいです。変化はスティーリアを失う前から少しづつ始まってて、ジルヴァラの呪いを解こうと一生懸命なスティーリアの優しさが女性不信だったジルヴァラの心をゆっくり溶かした結果なのだと思います(•ᵕᴗᵕ•)
平民出身で逞しすぎるスティーリアは行動力もあるのでジルヴァラは目が離せないんだろうなぁと笑
人を呪わば穴二つとは言いますが、その気持ちも全部背負って生きると決めたスティーリアがかっこよくもあり、ひとりじゃなくてジルヴァラも一緒に2人で背負ってるからきっと大丈夫だという安心感があります( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
子供たちの番外編も幸せいっぱいで良かったです!!