あらすじ
北アメリカ大陸の北の地方に、「ノースウッズ」と呼ばれる森と湖の世界が広がっています。冬になると、気温はマイナス50度にまで下がる厳しい環境ですが、いまでも多くの野生の生きものたちが、自然のままに暮らしています。 著者はこの森の一角で15か月過ごしました。毎日、森のなかを歩き、森を呼吸し、森の音に耳を澄まし、季節の変化に目を凝らすなかで見えてきたものは? 瑞々しい感性でとらえた写真と文章による森の記録。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
北アメリカの深い深い森の中、ひそやかに息づく生き物たちの気配。森の中をそーっと歩いて行くようにページをめくると…、いた!思いがけない生き物との出会いがまるで森からのプレゼントのようです。森のにおいをかぎながら自分もそこにいるような気分にさせてくれるすてきな1冊。
Posted by ブクログ
本書は小学中級からと裏表紙が書かれている児童書だけど、すごく心が揺り動かされた1冊だ。
ノースウッズと呼ばれる北アメリカの北極圏に近い一帯の、森と湖の世界が舞台だ。著者である大竹英洋さんは、狼との出会いを求めてノースウッズに入っていく。1枚1枚の写真がすごく魅力的で、しばらく見入ってしまう。
好奇心の向け先、愛の深さ、優しさの発露、心が揺り動かされる要素は十分だ。