【感想・ネタバレ】モードレスデザイン 意味空間の創造のレビュー

あらすじ

現代の合目的主義的な常識に反して、デザインはモードの束縛を逃れることができる──
OOUI(オブジェクト指向ユーザーインターフェース)の第一人者が、その思想的背景である「モードレス性」について徹底的に考究した、革命的な道具論


多くのデザイナーは、モードを作ることがデザインであると思いがちです。つまり使用者を特定の道筋に誘導することがデザインの役割だと考えてしまうのです。しかしヒューマンインターフェースにおいては、むしろ行動を解放するベクトルでデザインを考えるべきです。モードレスデザインは、使用者の自由と創造性を拓きます。

道具哲学、現代思想、生態学、情報理論など、さまざまな観点に接続しながら、デザインが歩むべき道を現代社会に問い、すべてのデザイナーを鼓舞する蜂起の書。

“インターフェースのモードというのは、作り手が考える以上に罪深い。これは人権に関わる問題だ。モーダルなインターフェースは、人の行動を決まった順序の中に閉じ込め、コントロールしようとする。道具を提供しているように見せて、人を道具にしているのである。だからデザイナーはいつも、できる限り操作をモードレスにする努力をしなければならない。これはインターフェースデザイナーにとっての第一の倫理規範だろう。”(「6. モードレスネス」より)

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Posted by ブクログ

デザイナーはインテグリティを持ち、人が使う道具を作ることとは何か、使用者が自由に使える道具を作るにはどうしたらよいか、に真摯に向き合う必要があることを痛感しながら読んだ。付箋が大量になってしまった。
読んだことのある本があまりにたくさん引用されていて「あれ、この人もしかして私かな?」と思ってしまう節もあった。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

600ページ弱あるのでゆっくりと時間をかけて読んだ。前半はすごく抽象的で良くわかんないなあと思ったけど、後半は面白く読めた。モードを強いるプロダクトを無くそう。

モードレスな操作とえば、GitHubはブランチの削除は確認モーダルがなく、誤って削除したならすぐに元に戻せるようにしている。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

関連しそうなところだけ読んだが、とても良かった。確かにモードレスはコンヴィヴィアルと重なる。物は使用者によって目的が決まる。ユーザーのやりたいことをやれるデザイン。その行為自体を楽しめるデザイン。想像的で自由であることが尊い。
あとハイデガーのところは学びになった。ポイエーシス的なものづくりに立ち返る話はイリイチとも重なる。

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2025年10月12日

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