【感想・ネタバレ】後宮の迷い姫 消えた寵姫と謎の幽鬼のレビュー

あらすじ

後宮でひとりの寵姫が姿を消した。
皇帝の追及は苛烈を極めたが、手がかりはなにも見つからないまま、時は過ぎ――。

17年前の内乱で孤児となった道女見習いの凛レイは、迷呪持ちでありながら迷った先で幸運に出会うという不思議な縁の持ち主。いつものように迷った先で高官・明真に出会い、その能力を見込まれて下級妃として後宮入りすることに。明真が言うには、桐ショウヨという失踪した姫はなぜか凛レイに非常に酷似しているのだという。

異様な設計が施された後宮で道に迷いながら、寵姫の行方を探る凛レイ。ある晩、猫を追って迷い込んだ謎の広場で、美しい幽鬼と出会う。幽鬼は「桐ショウヨを探し続けるのであれば、命はない」と凛レイを脅して・・・・・・?

探しても探せなくても絶体絶命!? 後宮×失踪謎解きミステリー!
姿を消した妃と、摩訶不思議な後宮に隠された謎が交わる時、驚愕の真実が姿を現す・・・・・・!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

後宮で行方不明になった寵姫を探し出す話と、一言で説明してしまえば非常にシンプルな話ながら、実際は全く持ってシンプルではないという。
後宮ものだとテンプレな権力争いやイジメの話、後宮の建物の構造の話、主人公を脅してきた敵の正体、各キャラの掘り下げ話、国の行く末の話(!)何より行方不明の寵姫にそっくりだという主人公自身の謎の話などなど、展開され明かされる話が多くて多くて大変。
そんな大変な話を(実際に400ページ弱とこのレーベル中だと分厚い部類)飽きなく無理なく最後まで読ませ切るのは、それだけ魅力的だったから。
一気読み必至だと思う。
先が気になって気になって、ページを捲る手が止まらなかった。

真相も最後まで二転三転するので気が抜けない。
明真が本当に最後まで体張るので。
一番頑張ったのは主人公より彼かもしれない……

1
2025年04月16日

「女性向けライトノベル」ランキング