あらすじ
侯爵令嬢のレオニー・メルディンは、10歳で政略結婚をした。
18歳になれば、正式に夫カシアスと結ばれてハッピーエンド！…のはずが、カシアスは社交界の華・プリムローズ嬢を連れて「子供を身ごもった」と不貞を告白。
離婚を決意するレオニーだが、父親は離婚を認めないという。
困ったレオニーのもとに声をかけてきたのは、プリムローズの元婚約者で、氷の公爵と呼ばれるシャルリー・クローディア。
婚約破棄したシャルリーは、レオニーに結婚を提案してきて――!?
感情タグBEST3
幸せは当たり前じゃない
父親に利用され、夫に浮気され、実家に戻ったら邪魔にされ。ヒロインが可哀想すぎて。幸せになって、本当に良かったです。
元夫も、再婚した公爵もどちらも両親を早く亡くして、孤独な身の上だったけど、誠実であったかどうかが道を分けましたね。元夫は、自分がどれだけヒロインを傷つけたのか、わかっていなかった甘ったれでしたが、これからは息子のために頑張ることでしょう。家族の幸せはお互いに努力して育むもの｡二組の家族がこれから幸せになります様に｡ヒロインの実家は、彼女を道具として成り上がった分を失ったらいいと思います。王様の耳に達して、降格するみたいですし、自分たちが娘に、妹に何をしたのか考えれば良いのですが｡
大人の都合で幼い頃に結婚させられたヒロイン。あと一日で成人という時に夫に裏切られたことを告白され、厚かましくもヒロインに慈悲をすがり、実家でも出戻りで蔑ろにされ、蔑まれる人生でしたが、ヒーローに見出され、心を通わせ、幸せシンデレラになりました。氷の公爵様もヒロインの存在が救いだったのですね。
