【感想・ネタバレ】残酷な人間関係のルールのレビュー

あらすじ

YouTubeで50万人超が共感、コスメティック田中が全力執筆!
目をそらしてはいけない“真理”をまとめた人間関係の新マニュアル。

YouTubeなどSNSで、ひとり行動や人間関係に関する情報を発信しているコスメティック田中氏。
“人との関わり”に誰よりも敏感だったASD(自閉症スペクトラム症)の著者が、
自らの人生実験で導き出した人間関係の真理をまとめました。

「平等」は幻想である/最初から詰んでいる「弱者ポジション」/勝者たちは連鎖する/
「人間関係に悩んでいる」という勘違い/価値あるものはすぐに手に入らない/
「本当の友達」なんて存在しない/誰もあなたを勝手に救ってくれない/他人を変えることはできない etc.

本書では、まずは現代における人間関係の事実を提起。
そこに至った著者の実体験を記し、対策(マインド編&テクニック編)について記述しています。

人間関係は残酷です。
でもそこから目をそむけず生きていけば、案外肩の荷が軽くなるのではないでしょうか。

「人付き合いの苦手をなくしたい」「人と比べてしまう」「つい病んでしまう」など
人間関係に対して、必要以上に悩んでいるあなたに読んでほしい一冊です。


■担当編集からのコメント
目が見えない方は、健常者に比べて聴覚が優れているという話を聞いたことがあります。田中さんは専門家ではありませんが、人間関係が苦手な“当事者”です。それは今も続いており、私は3年近い付き合いになりますが、未だにあまり目が合いません。でも、だからこそ彼は人間の表情や機微などに人一倍敏感で、その観察眼には驚かされることばかりです。そんな田中さんが見てきた世界や得た知見は、きっと同じ悩みを持つ方の助けになるはずです。

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Posted by ブクログ

人は置かれた場所で、持っているカードで勝負するしかないことを残酷だとはっきり言えるのが田中らしい。道徳の時代がきたら嬉しいけど、表面上の隙のなさクリーンさばかり求める失敗の許されない時代に近づいてるなあと個人的には思う。

サイン本貰えて嬉しい。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

著者のYouTubeは娘が一時期ハマって見ていただめ、何となく著者のことは知っていたため、この本を手に取ることになった

内容は思ったより真面目で、それなりに真理をついてると感じた
平等は幻想や、他人を変えることができない、否定しないことは肯定を意味する、など凄くうなづけることも書かれていた

やっぱり他人は所詮他人なので、何を言われようと気にせず自分の価値観で行動した方が良いんだろうなと改めて感じた

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書籍2冊目となる本著だが、より著者自身の経験に基づいた話が多い印象。

友達という関係について、著者同様「損得勘定なしに互いを尊重し合うような存在」との価値観を持っていて、自分が利用されているとか、良いように扱われている感覚を不愉快に思って深い仲になれないなどあった。書籍に書いてあるように、日常関わる機会の多い人との関係って利害関係に基づく部分と仲間意識の両方を持ち合わせていると思われ、"良いように扱われている感覚"はこちらの被害者意識で、その人の持つ信念が自分のロジックと違うことで摩擦が起きているように感じる。

「サービスを受ける消費者」としてのマインドが過剰に強まり、人間関係そのものへの向き合い方を歪めてしまっているというのは頷ける。便利で平和な世の中になると、マンネリ化で僅かな不満やこちらの落ち度も誰かへの刃となり得るリスクを孕んでいるように思える。

またYouTubeで語られていた、自宅にXで繋がった女性を住まわせていた件が記されているが、ふとした判断が望まぬ結果を生むというのは、自身もマルチや宗教勧誘で似たような目に何度もあっているため頷ける。最終的に夜職で働くようになった女性が男を作って出ていき事なきを得たという結末だが、これが長引いていたら恐ろしい。

コミュ障へのチップスとして、聞き上手になれというようなものがあるが、ここでも場の空気を読む力があるコミュ障は場の空気を居心地の良い空間にするため立ち回る旨が述べられている。

自分の中で出ているアイデアに悩んでいる中、専門的なアドバイスを求める訳でも無く、誰かに相談する形で自分の思考を整理することが出来たという話は意外と盲点だと思った。案外、悩みを人に話すだけでスッキリしたりするように、悩んで一人で抱えてた時にゼミの教授の鶴の一声でまるっと悩みが解決した事例が自分にもあった。

インド旅行に関する記述が少なめだったのが残念。

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2025年05月11日

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