【感想・ネタバレ】作品集のつくりかた アートブック、ZINE、ポートフォリオ... 作品を魅力的に見せる編集デザインのコツのレビュー

あらすじ

※この商品は固定レイアウトで作成されています。
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※この電子書籍は印刷出版した底本に基づいて制作しています。


「作品を本にまとめたいけれど、どうまとめたらよいのか、わからない……」。イラストや写真などの作品をつくっていて、そう感じたことはないでしょうか?

本書は、アート、イラスト、写真などの作品を本にまとめる時に必要な編集とデザインのノウハウをまとめた実用書です。作品を本にまとめたい人のために、プロの編集者やデザイナーが実践しているページ構成のノウハウを具体的に解説しています。

巻頭ページでは、作品集、アートブック、小冊子などを制作しているデザイナー3組の実例を紹介。続く本編では、ページ構成、中ページの編集、中ページのデザイン、表紙デザインと造本など、4つのパートで編集とデザインの要点を解説。

デザイン書編集者としてビジュアルブックをつくってきた著者が、編集とデザインのプロセスごとにわかりやすく説明しています。編集とデザインの手順をすべて網羅するにはページ数が必要になるため、本書では重要なポイントに絞って、1見開き1テーマでコンパクトにまとめました。

作品集やZINEなど、ビジュアル作品の本をつくって売りたい方、ポートフォリオのまとめ方に悩んでいる方のヒントとなる一冊です。編集デザインのコツをつかんで、とびきりの本をつくってみてください!

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Posted by ブクログ

画集や写真集は時々見る。
また、それほど頻繁ではないが、ポートフォリオを示され、
その感想を求められることもある。
「完成品」を見ていると、「すごいなあ」とは思っても、どうやってこの形になったのかはわからない。
本書は、作品集がどんな手順で、どんな点に工夫をこらして作られているのかをわかりやすく示してくれる。

わかりやすいのは、著者が手掛けた本を具体例に説明されているから。
作品集のコンセプトを固め、作品を選び、どう配列するかを考える。
ページのレイアウト、デザインを決め、本全体としての統一性も考える。
紙は、製本方法は、印刷所の選び方は…と進んでいく。

経験がない者にはわからないことも書かれていて、興味深かった。
一番記憶に残っているのは、「黒の色がぼやけているときには、下に別の色を重ねる」というテクニック。
いい作品集は、そういった細部に至るまで気を配られているんだなぁ、とうれしくなる。

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2025年10月12日

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