あらすじ
「子どもたちの心を自然に向けたい、自然のすばらしさを体で知ってほしい」と願って、身近な植物や昆虫たちの不思議なくらしを描きつづけてきた画家、甲斐信枝が自然の驚きと感動を絵と言葉で伝えるエッセイ集。『ざっそう』『雑草のくらし』など、40年にわたって自然を観察し、描き続けてきた著者の、それぞれの絵本にまつわる興味深い話に、印象深い絵をそえて一冊にまとめました。
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Posted by ブクログ
植物や小さな生き物への作者の眼差しが慈しみにあふれていて、強く共感し尊敬する。純粋に感動する心、それを信念を持って子どもたちに伝える姿勢はまさに私の求めているものであこがれる。子どもに伝わったと知れたときの一節には特に感動した。なぜ涙が流れたか、純粋に嬉しい美しいものがそこにあったからか。
時間を、速度を合わせるのは意識してみようと思う。物語絵本と科学絵本、子どもの成長に必要なものという視点も参考にしたい。
Posted by ブクログ
装丁も中身も、とても美しい本だと思います。
このような本が、¥1400+税で購入できる事に、たいへん驚きました。
科学と物語と芸術の幸せな融合の内容。
2009年初版、購入したのは2017年第五刷です。
福音館書店さま、著者の甲斐信枝さまに、頭が下がります。
Posted by ブクログ
体中が感性そのもののような幼児期に、ちょっとでもいい、お子さん自身の目と心で自然を覗いてほしいんです。
人間の心をテーマにする物語絵本、自然をテーマにする科学絵本、その両方でお子さんの心を耕してこそ、偏りのない豊かな心に育つんじゃないかと思うんです。
Posted by ブクログ
科学絵本を作られている方が書かれた本
幼い子供たちへわかりやすく書かれている
もちろん大人にもなるほどって思えるところが多い
著者の知的好奇心に刺激を受ける人も多いかと思う
雑草や小さな虫たちをこれほどわかりやすく書かれた本をいままで読んだことがなかった
詳しく難しい言葉で書くだけじゃ受け入れてもらえない分野だけに
貴重だと思った