【感想・ネタバレ】じんちく以外 2のレビュー

あらすじ

人をダメにする座敷わらしがいるらしい

「悪い子はいらっしゃいませんか」――
やさしいナマハゲのナマさん。

丑の刻参りの作法に詳しい五徳。
山から海へと向かう臆病な生き物ヤマコプター。
あらゆる夢を食べ尽くすバク。
そして、人をダメにする座敷わらし。

人畜無害の“人畜以外”が、
ニンゲン社会で暮らしてる。
彼らの日々は、すこしだけ、せつない。

『団地ともお』の小田扉が贈る
ちょっと不思議で
ちょうどいいショートショート、第2集!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

良かった、ちゃんと、紙で出た・・・いや、失礼な事を言っているのは百も承知なんだけど、昨今、色々と厳しいので、最新刊がいきなり、電子版になる事もある。

それなら、まだマシな方で、(1)とナンバリングされてたはずなのに、(2)が出ない作品もあったりするので、ドキドキしていた。

小田先生が描いている以上、続刊は出ると信じていたので、ホッとした。

当然、この(2)も、小田先生らしさが炸裂していたので、読み応えは満足、と言い切れる。

独特ではあるんだけど、奇抜過ぎず、読みやすさもちゃんと考えてくれている。小学生にも読みやすいかっつーと悩ましいにしろ、少なくとも、中学生なら響くんじゃなかろうか。

コミカルさが強い絵柄と深みを感じさせるストーリーは、実にベストマッチで、小田先生の腕力が高い、と戦慄したのは私だけじゃあるまい。

クスッと笑いたい、しみじみしたい、その両方に応えてくれる、この『じんちく以外』を、私は他の漫画読みに、自信を持って推したい。

この(2)も、グッと来る話ばかりなので、三つに厳選するのは、かなり悩んでしまうが、第10話「未知との遭遇」、第11話「森の中へ」、第17話「夢と記憶」をお勧めしたい。

特に、第17話「夢と記憶」は、ラストが実に衝撃的で、ざしきわらしシリーズと同じくらい、続きが気になってしまう。人生、知らない方が幸せな事もあるが、この真相は、果たして、どっちなんだろう。嘘や誤魔化しは良くないけど、これには優しさがあり、悪と決めつけるのも抵抗を感じる。

見た目も言動もふざけちゃいるけど、この獏は、何もかも知っている上で、おふざけキャラに徹している可能性もあるよな・・・仮に、この話が実写化した時は、獏役は、「野生爆弾」のくっきーさんに演じてほしい。



この台詞を引用に選んだのは、これもまた、人間だよなぁ、と思わざるを得なかったので。

しょうもない、とは思うにしろ、クズ、とまでは言えない。

誰だって、自分の心を守るために、自分を騙したくなる時はある。

ただ、その小さな自己防衛の積み重ねが、この結果に繋がるのであれば、控えるべきだろう。

虎じゃなく、熊ってのが、今の世にマッチしてるな、皮肉にも。

「―――高校の時、野球部だったんだ。3年間、一度もベンチ入りできなくて―――最後の年もスタンドでユニフォーム着て、応援してさ。あと一歩で甲子園出場はかなわなかった。グラウンドの選手たちと一緒に俺は泣いた」

「・・・出場できなくても、チームの一員ですもんね」

「俺が本心から、そう思えていたら―――そんな人間だったら、どんなによかったか・・・正直、早く負けろと祈っていた。自分をだまして、一緒に泣いた。俺だけうれし涙だ」

「・・・・・・」

「それからも、ずっと、その性根は変わらなかった。自分をだますのが、当たり前になって―――」

「ついには、その姿になったってことですか?」

「自分をだまし抜いて、自分の形を保てなくなったんだろうな」(by二匹の熊)

これを選んだのは、とんでもねぇブーメランだぞ、おめぇ、とツッコミを入れざるを得ないものだったので。
これ、ツッコミを我慢できる人、いたのか?
小田先生自身も書いてて、「おま言う!?」だったんじゃないだろうか。
この笑撃もまた、小田先生の真骨頂か。
「そんな毛むくじゃらの奴が、加美男くんなわけない・・・バケモノだよ!!」(by雪太郎)

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2026年05月24日

ネタバレ 購入済み

2巻もおもしろい。
特にモミドンは愛嬌あって可愛く見えてきたところでぞっとする力を見せて神らしさがよかった。ほろ苦いラストと思いきや最後がかわいい。

#ほのぼの

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2025年12月01日

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