あらすじ
アリアンヌは生まれながらに精霊の強い加護を受け、共に育った公爵令息のリオネルと結婚の約束を交わしていた。
しかし突然、生家の伯爵家に第二王子との望まぬ婚約を強いられ、幽閉されてしまう。
リオネルとの再会を信じ孤独に耐え続けるが、精霊の加護も奪われ追いつめられていくアリアンヌ。さらに、彼女を厭う妹の策略によって第二王子との婚約は破棄され、平民の商家に嫁がされることに。
一方、リオネルは愛するアリアンヌを取り戻すため、密かに動き出していて――。
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Posted by ブクログ
助け出されるまで8年……リオ兄が陰ながら何とか支援はしていたものの、アリアンヌはよくもったなあと思う。
それまで気持ちが全く変わらなかったリオ兄もなかなかだが。
上巻なので、妹や両親へのざまあ展開はまだ完全ではないが、主役二人の恋愛としては一応両思いにはなった模様。
最初から両思いか、この二人。
物理的に離されていただけで。
ただ留学してくるクリステル王女が引っ掻き回しそうな予感はしている。
精霊の愛し子をいじめた場合の罰の一例はこの巻で既出なので、最終的には返り討ちにあるの確定の筈だが、実際にどうなるのか楽しみに下巻を続けて読みます。