あらすじ
世の中に何倍も優秀な人なんて存在しない。そう「思われている」だけ――
上にいる人たちは、2倍優秀なのではなく、2倍優秀に「見せる」ことで、今の地位を手に入れている――
そう語るのは、1週間で683億円の売上を達成した、元「楽天市場」史上最年少プロデューサー。
著者がそんな成果を打ち出すことができたのは、ズバリ「ハッタリ」を駆使したから。
ビジネスのあらゆる局面でハッタリを駆使することで、仕事を爆速で進め、クライアントや上司の信頼や評価を勝ち取って、キャリアを築いてきたといいます。
ハッタリと聞くと「人をだまして自分を大きく見せること」といったイメージを抱きがちですが、それはまったく違います。
ハッタリとは、まず選んでもらうため、すなわち、チャンスを掴むためのもの。
その後の全力の“辻褄合わせ”とセットで使うことで、信頼と実績を積み重ねることができるのです。
いわば、自分で見えない世界を描き、それを実現していくための最初の一歩です。
ハッタリができる人とできない人とでは、できる人が評価される。
これは疑いようのない事実です。
それならば、ハッタリを使わない手はありません。
あくまで真摯な“辻褄合わせ”とセットで使うハッタリの効果について、本書で実感し、ビジネスシーンでお役立ていただければ幸いです。
■目次
序章 評価されている人の違いは「ハッタリ力」にあった
第1章 「ハッタリ力」とは見せ方と辻褄合わせの技術
第2章 仕事で評価されたいならハッタリを活用せよ
第3章 自分自身のプロデュースもハッタリで切り抜けろ
第4章 商品やサービスを数倍よく見せるハッタリの技術
第5章 プライベートも「ハッタリ力」でうまくいく
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『ハッタリ』というタイトルから、人を欺く方法について書かれた本だと想像させますが、実際はそうではなく、人やモノの価値をいかに高めるか、しかもそれは表面的な見せかけだけではなく、本質的な価値の向上に焦点を当てています。
例えば、人は値段が高いから、あるいは評価が高いから、という理由から勝手に「良いモノ」だと思い込んでしまうという人間の心理について解き明かした上で、具体的にどのようにしてモノの価値を高めていくべきか、その具体的な方法論を解説しています。
この本で語られている内容は、マーケティングや仕事術といったビジネスの領域に留まらず、日々の生活の中で、自分自身の価値を高めることや、周りの人との関係性をより良くしていくことなど、「人の生き方」に応用できると思いました。
Posted by ブクログ
ハッタリで自分や商材の価値を高めるメリットを知れた。
読みやすい本でした。
ハッタリで仕事を獲得するだけじゃなく、努力でそれを現実にさせることに意味がある。
仕事にも使っていきたいと思いました。