あらすじ
エンバーマー、死刑執行人、葬祭ディレクター…彼らはなぜ「人の死」を仕事にしたのか?
気鋭の作家が描く感動のノンフィクション。
私たちの知らない「死の現場」
「感動的で、面白く、思わず涙する。死についての知識と感情、そして私たちが何者であるかを教えてくれる。
死そのものがそうであるように、穏やかで、思いがけず優しい本である」
――作家 ニール・ゲイマン(『グッド・オーメンズ』、『サンドマン』著者)
「キャンベルは素晴らしい作家だ。
死者と共に人生を過ごす人々に見られる、繊細な哀愁とブラック・ユーモアを捉えている。」
――作家 ケイトリン・ドーティ(『煙が目にしみる』『世界のすごいお葬式』著者)
「死の産業に関する精神や歴史についての思索を、ルポルタージュの中に織り込んでいる。
決して不気味なものではなく、心を打つ、斬新な一冊だ」
――フィナンシャル・タイムズ
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Posted by ブクログ
タイトルだけ見ると、一見怖そうな話だと思いましたが、実際読んでみたらけっこう面白かったです。そして勉強にもなりました。
自分はこのタイトルに惹かれて読もうと思いました。人の死に携わるいろいろな職業の人に取材したルポでしたが、初めて聞く職業もあれば実際に本当にある職業もあって驚きました。印象に残った言葉もいくつかありました。
「葬祭ディレクターが地下鉄に乗って家に帰る途中、自分は呼吸をしてるんだ」と思う。
解剖学者ウィリアム・ハンターが学生向けの講演で言った言葉「解剖は外科における基礎中の基礎であり、頭には情報を、手には器用さを、そして心には不可欠な冷徹さを備えさせてくれるものである」