あらすじ
時間をかけずに、共通テスト古文で9割をとろう!
「共通テスト古文」は「東大古文」よりも強敵です。
なぜなら、時間が短いから! ムダなことをしている時間はないんです。
単語や文法を覚えて、読み方・解き方をマスターしなければなりません。
でも、安心してください。アナタにはこの本があります。
共通テストに必要な対策を、過不足なくご紹介します。
“設問形式別”攻略法で、どんな問題でも美しく解けるようになります!
古文が苦手な受験生でも“誰でも”使える「スゴ技」です!
さあ、今すぐページをめくってみてください。
【本書の内容】
0時間目 本書の使い方
<基礎徹底編>
1時間目 カンに頼らない読み方をおさえよう!
2時間目 文法の基本事項はココだ!
3時間目 「文法」の森で迷わないために!
4時間目 「敬語」がわかれば読解もバッチリ!
5時間目 「和歌解釈」の必勝ポイントはココだ!
<共通テストチャレンジ編!>
6時間目 「敵」を知れば危うからず! 共通テストの攻略法!
7時間目 「語句問題」に潜む意外な落とし穴!
8時間目 共通テスト形式を攻略せよ!
その一 (段落内容把握・人物把握・要素分解型)
9時間目 共通テスト形式を攻略せよ!
その二(対話文・複数本文)
10時間目 これからの共通テストを考えよう!
「解説文形式」の攻略!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中学3年生の男の子に、古典を教えてほしいと言われて買った本の二冊目。自分が高校生時代、どんな風に古典を勉強していたか思い出すのにちょうどいい本だった。
同じ目的で買った『高校古文漢文をひとつひとつわかりやすく』が、高校の古典文法を総ざらいしているのに対して、『スゴ技』は、共通テストで点数をとることに特化した参考書。最初の五時間目まで、古典に関する基礎知識を一通り扱うが、必須の文法知識を限界まで絞り込んでいるので、何から勉強したらよいのかがよく分かる。
この本を読んでつくづく痛感したのは、『源氏物語』が難しいということである。後半部の過去問解説で『源氏物語』の出題が解説されるのだが、恥ずかしなら、現代語訳を読むまで、本当に何が起こっているのか出来事レベルで意味が分からなかった。他の出題は読めはするので、『源氏物語』がやっぱり難しいのだと思う。
それにしても、共通テストの出題は、非常に厄介である。共通テストで点数を取ることは別に目標にしていないが、あそこで点数を取らなくてはいけない受験生は気の毒でならない。問われていること自体は本質的に変わらないのにも関わらず、出題の形式をいたずらに周りくどくすることで難度というか、頭をこんがらがらせようとしている感が否めない。
いずれにせよ、直前に今まで学んできたことを復習するのにちょうどいい本なのではないかという感想である。