あらすじ
乙女ゲームに転生した侯爵令嬢のイヴェット。
突然できた義弟ジョシュアは前世の推しで、ゲームが始まる前に一家心中で孤独になる。
母が父に愛されず絶望することが原因で、つまり自分もそのとき死ぬことに……。
思い悩む母に、イヴェットは新たな愛の形を提案する。
「押して駄目なら推してみましょうお母様!!」
死の回避と義弟の幸せを目指すが、義弟の様子が変で……「義弟じゃなきゃいいのに」
義姉弟×推し活ラブコメ!
【電子特典付き】
豪華書き下ろしショートストーリーを2本収録!
1)『新しくできた日課』
オフィーリアとユーグリットは誤解が解け仲を深めていた。夫婦の日課は庭園の散歩。オフィーリアが植えたラベンダーを見て、ユーグリットが告げる甘い愛の言葉とは――。
2)『義弟の可愛い頼みごと』
両親が仲良く散歩している様子を目撃したイヴェットと義弟・ジョシュア。ジョシュアの希望で二人も庭園の散歩に向かう。そこでジョシュアがイヴェットに贈りたいと告げた花とは――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
乙女ゲームに転生した侯爵令嬢のイヴェットが、前世の推しである義弟ジョシュアと自分の未来を守るために、母に新たな愛の形として推しの概念と推し活を提案する。義弟の話というよりは、割と終始母親との推し活の話ではあった気がする。ただ、母がだいぶ可愛くてオタとしての才も豊かで微笑ましいし、ちょこちょこ出てくるすね気味のジョシュアが可愛いのでまあいいか、と楽しく読めた。
匿名
タイトル??
ご両親の仲を取り持つお話がメイン。転生者のお決まりのゲームの物語ですが、途中途中で義弟の学園でのゲームのストーリーがでできて、少し読みづらい。短めでもあり悪いお話ではなかったですが、再読はないです。
Posted by ブクログ
タイトル詐欺とまでは言わないが、そこに辿り着くまでの前哨戦をまるっと一冊やった感じ。
主人公が推しキャラの義弟を幸せにするために推す訳ではなく、一家破滅を回避するために、その原因となった父母の仲を取り持つ話。
主人公が推しキャラへの恋愛感情をまだ抱かず、推しキャラが彼女への恋心を自覚はするが、メイン話はそこではないという。
母が父を推すその推し活を応援し、結果父と母がラブラブになり、ざまあ展開も母の親友を騙っていたキャラが対象なので。
父と母の関係改善を見ているのは楽しかったけど、主人公とヒーローの話を期待すると肩透かし感は否めないかなと。
前述通り、長い長いプロローグだと感じた。
続くのが前提なのかな。