【感想・ネタバレ】となりにすんでるクマのこと(たくさんのふしぎ2024年11月号)のレビュー

あらすじ

最近、クマ出没についてのニュースが増えていますね。では、クマはどんな動物なのか知っていますか? 長野県軽井沢町にはツキノワグマを保護管理しているクマチームがいます。クマチームに聞くと、ツキノワグマは一頭一頭に個性があるといいます。いったいどういうことでしょう? クマチームに同行し、森にすむクマたちの日々のくらしを取材しました。

*電子版には、折り込み付録の「ふしぎ新聞」および年3回の一枚絵付録はつきません。

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Posted by ブクログ

絵を触ったら熊の毛の感触がするのではないかと妙なことを考えてしまいそう。絵がすごい。実際に軽井沢でこういう取り組みがされているのですね。共存って難しい。まずは理解することから、その前に学ぶことからかな…怖いし危険な存在の熊だけど、双方傷付かずにどうか…菊谷詩子さんは、岩波少年文庫『バンビ』のカバー画を描いた方なのですね。かわいかったり、迫力があったりする動物の絵が、生き生きしています。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 長野県軽井沢ではクマとの共存を目指す取り組みが行われている。人里にはドラム缶式罠を設け、捕まえたクマに耳に識別タグ、GPS発振器の首輪(若いクマの首輪には成長すると外れるよう切れ目ある)付けて犬と花火などで脅してから山奥で解放する=「学習放獣」(親グマが連れている0歳には付けない)。観光シーズンの夏はクマにとって食べ物が少ない時期なので広く出歩き町に近づくクマも出てくる。本来明け方や夕暮れに活動することが多いが、人が怖いのを学習して夜に活動し朝が来るまでに山に帰ることが多い。夜明けになっても別荘地エリアから出ていないクマはベアドッグ(クマを追い払うのに特化した犬種、現在4頭)で追い払う。
 冬眠のメカニズムはまだよく分かっていないが、9月に入るとクリや(コナラやミズナラの)ドングリの実が落ち始め、クマは昼も夜も食べ続け、一日に食べるドングリの量は成獣で8kg。体重は30〜50%増加する。一年のエネルギーの80%をこの時期に摂って冬眠に備える。
 柳田國男、宮沢賢治などでは人はクマと共存している。ヒグマ1万ツキノワグマ2万、毎年数千頭駆除しても増加傾向。クマの個体数が安定しないのは天敵のニホンオオカミを絶滅させたからでもある

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2025年11月20日

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