【感想・ネタバレ】誰も幸せにできない僕らは夢を見るのレビュー

あらすじ

市役所本庁舎の隅にある、健康福祉課夢調査係。そこで僕は他人の夢の中に入り、深層心理を調査する仕事をしている。その目的は「個人の精神の不調を減少させ、ひいては社会的不和を根本から減少せしめること」――要は、夢の中でお悩み解決だ。
でもこの仕事は僕に向いていない。……だってあなたが死んだあの日から、僕は誰かに寄り添うことも、夢を見ることも、全て諦めたから。
『ひきこもりの弟だった』で鮮烈デビューした葦舟ナツが描く、心震わす珠玉の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

①悩みを解決をするために、1番大切なことは、「相手の話をよく聞く」こと。

これは、日常生活でも使えるコミュニケーションの手法の1つだと思うので、意識してみようと思う。

②本書の中に出てきた宮沢賢治の『世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない』という言葉が印象に残った。
 今の現代社会について思いを馳せながら、改めて考えてみると、みんなが幸せな状態になることは、難しいと思い、かなり胸に刺さった台詞であった。

この本を読んで、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を改めて、読んでみたいと思った。

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2025年03月20日

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