あらすじ
下級貴族のアリシャは前世の記憶持ち。
しかしこれといった特技(スキル)もなく、前世では『二時間ドラマ』を見て適当に暮らしていただけの平凡令嬢。
そんなある日、偶然居合わせた公爵令息バルディと女性の遺体を発見してしまう。
これ――ドラマで見たあの場面!
「犯人、まだ部屋にいるかも」
余計な一言で事件解決! その姿をバルディに一目惚れされてしまい!?
【電子限定! 幸智ボウロ先生書き下ろし短編「屋台と襲撃とそれ一番ダメなヤツ」を収録!】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
WEB版にだいぶ加筆されていて、改めて楽しめました。
しかし、カットされてる部分もあって残念です。
ほんわかネモフィラ様の監禁失敗ロープ編とか好きなのに、まるまる無くなってて悲しいです。
続刊して新たなエピソード付きを期待します。
Posted by ブクログ
二時間サスペンスで得た知識(というよりお約束の展開やベタなネタという感じ)でも転生先では役に立つこともあるようだ。
但し心の声を外に出してしまう癖と解釈の食い違いでピンチになることもあったが。
公爵家次男の溺愛はさておき、思っていたより事件が多く、次から次へと起こったことにびっくりした。
しかも共通の内容が最後の事件につながるし、こういうファンタジー小説には珍しくミステリしていたと思う。
そして、オチが割と容赦ない。
犯人は容易に人格破壊、何なら命を落としていくので。
次男の強引な溺愛は二の次で事件の方を楽しんで読んだ気がする。
恋愛面は前述通り、押せ押せで強引、主人公の意志を割と無視するヒーローが好きになれなかったので、あまり本気で読み込めなかった。
腹黒お兄さんのまさかの展開や、主人公の親友の恋愛の方が好きで応援するという。
特に後者のカップルがお気に入りです。