【感想・ネタバレ】宮王太郎が猫を飼うなんて 4のレビュー

山崎将

【ページ数が多いビッグボリューム版！】鈴太郎のためにクリスマスパーティーを企画した宮王太郎。いつもなら呼ばずとも集う猫（ニコロ）好きメンバーが、なぜかこの日は口を揃えて「行けたら行く」とモヤモヤ回答…。パーティーは、あらぬ方向へ向かうことに…!? そしてニコロに転がされる愉快な仲間たちとの日々は仇敵（ライバル）作家・如月史郎の登場で一変する。人生を左右する難題は、肉球の一押しで大団円へ…!!

[ブクログ · ★★★★★]

最終巻。もっとニンゲンコロガシ（猫）に転がされる宮王太郎が見たかった。寂しすぎる。
肩もみ猫として飼ったニコロから始まり、気付けば猫だけでなく、多種多様な人間が集まるワンダーランドと化した宮王家。とうとう彼は家を購入し一国一城の主となる。猫と人間にころころ転がされながらも、最終話の彼の口元が幸せそうにゆるんでいるのを見て、こちらもほんのり幸せ気分になるのである。