あらすじ
高校生の翼は、学校で一つ年上の先輩・海浬が落としたコンドームを拾ってしまう。
気まずさから何とかごまかそうとする海浬だったが、翼が言ったのは
「先輩はコンドームは袋のまま鞄に入れちゃだめって知ってますか…?」だった。
まわりの空気を読んでNOと言えない海浬と、
まわりと自分のNOを大切にする翼。
正反対なふたりと、それを見守る大人たちの、NOをめぐる物語。
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匿名
すごくすごく大切なこと
こどもがいる親の立場で読んで、なぜかわからないけど涙が出た。
とても大事なことがたくさん綴られた作品。
改めて、いろんなことを勉強しようと考えさせられた。
大切に何度も読み返したいと思います。
Posted by ブクログ
本当、考えさせられるわ…
うち、性教育をちゃんとやってたつもりだけど、見直そう。
うちの父親は男尊女卑が全くなく、自分のことは自分でやる人で。
(ネグレクトとはいえ、親のことはよく見てたなぁ)
だから、「女性がお酌をする」が全く理解出来なかった。
高校生でアルバイトしてた時、忘年会に呼ばれて、30か40代かの男性に
「女だからお酌しろ、社会に出たら必要なこと」と言われ、友達とめっちゃびっくりした記憶がある。
大人こそ、意識改革必要よなぁ。
そして、つばさのお父さんが素晴らしい。
でも、それが当たり前ってことじゃないのがしんどい。
夫も、一人で家事とかするし、「女が〜」みたいな感覚を全く持っていなくて。
夫側の実家も、義父さんが動いてる。
足が動きづらくなって、義母さんに頼むときも、必ず感謝を伝えてる。
環境って大事かも。
そんな環境で育ってる娘、学校で男子たちがする会話で、嫌に思うことがあるって話してくれたことごあるけど、
この漫画に描かれてるようなことだったのかも。
センシティブなことって、話慣れてないと匙加減も難しいだろうし、
自分の「嫌」も相手の「嫌」も尊重していけるようになってほしいな。
そして、学校での養護の先生やSWさんの存在もめちゃくちゃ有り難い。
親に言いづらいことってあるものね。