あらすじ
江戸の昔、左甚五郎という世にもまれな彫り物師がいた。上野寛永寺の鐘付き堂に彫った龍が、夜な夜な柱を抜け出して不忍池の水を飲む、と大騒ぎになるほどの名人だった。その腕を見込まれて、日光東照宮に猫を彫ることになった甚五郎だったが、なぜかぶらぶら歩き回ってばかりで一向に仕事にかからない。ある日、お百姓の家の庭先を通りかかった甚五郎は、ある光景を目にして「これだ!」とひらめいた……。
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Posted by ブクログ
講談社の講談絵本は作品ごとに絵の担当が変わっていたが、こちらはささめやゆきに固定したようだ。判型も小さい。
いずれにしても、講談は需要ありとみたのだろう。有名なエピソードが多いので、そういうものに触れるのはいいことだと思う。