【感想・ネタバレ】埜々原作品集 ヲかシな建物探訪記のレビュー

あらすじ

こんな世界を、旅したい!
大空に浮かぶ島の港町、巨大樹の上に広がる集落、雲海を見下ろす
小さな小屋、湖の跡につくられた峡谷の国…
好奇心を刺激する、「ヲかシな」建物と住人たちの暮らしを描いた
絵本のようなイラスト集!

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Posted by ブクログ

ちょっとファンタジーで、ちょっと現実世界の匂いもする様々な街の様々な建物。そしてそこに住む住人達。
多様な地形と風土にそれぞれ対応し随所に工夫が見られる建物は「秘密基地」テイストに溢れ、そこかしこにある小道具からは住人達の生活感が滲み出て、各章のタイトルデザインも遊び心に満ちている。

…と、ここまでは以前同人誌として発表されたものと同じ内容。
本書では更に主人公的存在である歩荷ぶたの設定や建物の詳しい内部構造等痒い所に手が届く内容が付け足されている。
更に雑多に見えたこれらの建物が同じ世界の一地方にある事が判明し、全体の地図を見れば「最初にここに行きたい」とか「泊まるならここ」とか「ここのソフトクリーム食べたい」といった妄想旅行計画が捗る。
「地球の歩き方」ならぬ「異世界の歩き方」である。

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2025年07月14日

Posted by ブクログ

 架空の世界の建物設定資料集。
 なんでこういう間取り何だろうとか、
 この建物にはどういう人が住んでいるんだろうとか、
 想像力を掻き立てるイラスト好きです。

 行商人のぶたさんが、都市や、海辺の街や、渓谷の村、山頂の山小屋などを訪れて、その場所の建物をスケッチしながら旅をするという設定。
 こういったイラストを見ながら、建物にこんな間取りがあったらなぁと夢想するのです。

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2024年08月16日

Posted by ブクログ

「徒歩時周辺観察」
この本の著者が徒歩で散歩をしながら色々な小さなもの、大きなものを観察し、想像を膨らませていく散歩モードのこと。このモードで著者はいつものなにげない風景に潜む空想の種を見つけて、こんなに素敵な空想本を作ったということ。素晴らしい。

著者の案内に導かれながら空想世界に入っていく。平野エリア、沿岸・諸島エリア、山岳森林エリア、峡谷の国というエリアごとにわかれている。こんなエリアがあるのかと頭にうっすらと入れると、次に大陸全体図がある(もちろん空想)。この大陸を歩荷(荷物運び屋)の豚さんが案内してくれる。豚さんの歩荷のスタイルや、背負う荷物の中身のリアリティがもうワクワクしてくる。もちろん荷物の中身の詳細も図解されていてしみじみと眺めると読書に時間がかかるかかる。楽しい気持ちが止まらなくなる。背負い荷にシェラカップがあるのだけど、豚なので手で水が掬えず必携みたく書いてあって確かに豚は水は掬えないよなと笑ってしまう。

豚さんが訪れる先にいる生き物も人間に狼、ペンギン、ワニ、ドラゴンなど多種多様。キノコ族なんて珍しい生き物もいるけどみんな何も違和感なく普通にそこにいる。細かく場所場所の説明があったり、家や場所の立体図や部屋の間取りまであるので、この本の制作にどれほど膨大な時間がかかったのだろうと思う。こんな素敵な世界に招待してくれた著者に感謝しかない。

最後のページには旅のお土産まで。見ていると行きたい行きたい、欲しい欲しいという気持ちになる。空想世界なのに実際に行けるような気分になってくる不思議。とにかく楽しいし、かなり時間をかけて読み込めるので時間のあるときのお楽しみに読んで欲しい。クラフトエヴィング商會とか好きなら絶対にはまると思う。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

大好き。
架空の世界なんだけど、細かく作り込まれた設定が楽しい。
歩荷(車などが入れない場所に徒歩で依頼品を運ぶ宅配便みたいな仕事?)を生業とするぶたさんの探訪記として、その土地の特徴や建物の造りなど詳細に描かれており、自分も一緒に旅をした気分になれる。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔からファンタジーの物語の台所とか寝室想像するの大好きだったからめちゃくちゃ楽しかった!
これ伊根や尾道がモデルだなぁっていうものから、凄く考えられたファンタジーな世界観のものもあって好き!
マッチョペンギンブラザーズといやしいリス好き!

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2024年07月17日

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